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知ってました?ゴルフの豆知識
50歳以降の人生を,地域のボランティア活動にかける <その1>
子供たちの学習サポートをするNPOを作る!

 シニアSOHOでの活動は、思わぬ展開につながった。そのころ国が、IT事業の一環として、地域の人々を対象に小学校を利用したIT講習会をスタートさせたのだ。三鷹では、三鷹市立第四小学校を会場として、テキスト作成や講習はシニアSOHOが請け負うことになった。これがきっかけとなって、今度は学校の先生方とのネットワークができていく。

この小学校は、三鷹市の中でも先進的な教育を行い、特に地域社会と学校の連携を取ることに力をいれていた。そこから、シニアSOHOのメンバーが持つ豊かな経験と、学校が求めていた地域コミュニティとを融合させようという新しいアイディアが生まれることに。それは、2003年、新たなhttp://muiku.net/ NPO法人「夢育(むいく)支援ネットワーク(以下、夢育)」の誕生につながっていった。

 このNPOでは、小澤さんも設立メンバーの一人として積極的に関わりました。夢育では他の学校では見られない、地域と学校の真のかかわりが試されている。授業には、夢育の登録メンバーが、スタディアドバイザー(SA)やコミュニティティーチャー(CA)として参加。SAは先生のサポート役として、問題が分からない子どもを教えたり、質問に答えたりする。

CAは、ゆとり教育の一環として、特定教科の中で趣味や生活経験を教える人である。たとえば音楽の時間に琴を演奏してみせる、総合学習の時間に野菜作りを農家の人が指導をする、といったような活動が行われている。この活動には文部科学省も関心を示し、副大臣が視察に来たり、文部科学省職員との意見交換なども行われている。

 夢育には150人の登録メンバーがいる。この活動で小澤さんは、理事として対外的な交渉や講師の手配、メンバーを取りまとめるという役割を担う。このあたりは、小澤さんが会社勤めで身につけた力を発揮できる場面であるようだ。

 「夢育は本当に素晴らしい試みだと思うんですよ。次の日本を作っていく子どもたちを育てる活動ですから。これから定年を迎える人に何か言葉をというのであれば、私は『あなたの力(スキル)を地域に還元しましょう!』と言いたいですね。図書館通いやシルバー人材センターで慣れない仕事をするのではなく、自分の得意な分野を次世代育成のために使う。非常にやりがいのある活動と出会えたと思っています」。小澤さんは、いつにも増して、力を込めて語ってくれた。

 NPOで定年後の「生きがい」を発見した小澤さんには、もうひとつのNPOとは違った活動の場があります。それは起業、お好み焼き屋さんの経営です。退職後に夫婦で開業したこの店には、ある目的がありました。その目的とは何か。次回明らかに。

竹工作クラブでは、メンバーが竹とんぼ、竹の水鉄砲作り、竹笛作りなどの指導も。

(有川美紀子=フリーライター)

筆者プロフィール

有川美紀子(ありかわ・ みきこ)
退職後の方々も多く参加する小笠原諸島へのエコツアーを開催し、第2の人生を送る方々のパワーに刺激をもらう日々。著書に「小笠原自然観察ガイド」(山と渓谷社)、「みんなで出かけよう!私たちの社会科見学」(偕成社)などがある。

プロデューサ紹介

松本すみ子(まつもと・すみこ)
早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。IT業界で20数年,広報,販促,マーケティングを担当。この間,職場での心のケアに関心が向き,産業カウンセラーの資格を取得。電話によるキャリア相談や心理相談などのボランティア活動を開始する。これがきっかけとなって,シニア世代の動向に注目。シニアライフアドバイザー資格を取得し,1999年にはIT系企業を退職。2000年,シニアの動向研究とライフスタイル提案,コンサルティング,執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立し,代表取締役に就任。2001年8月より,リクルートのガイドサイトAll About Japanで「シニアライフ」のガイドを始める。2002年9月,独自に,シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を創設。Webサイト上での情報提供とサークル活動などを開始する。同会は,2004年3月,NPO法人おとなの暮らしと仕事研究所として認可された。現在,日経BP社の情報サイトnikkeibp.jpにて「団塊消費動向研究所」を連載中。著書に,「自分分析!つまらない毎日なら『好きな』ことで独立しよう」,「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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