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人物クローズアップ
インタビュー 日野原 重明 氏<その1>「60歳から“自分の人生”が始まる」
2007/09/11

 現役の医師であり続ける、日本で最も多忙な95歳。臨床、全国各地での講演や学会・会議への出席、取材インタビューなど忙しい日々を送るが、1日24時間という時間を上手に使い、子供から老人まであらゆる世代にメッセージを送り続けている。また、生活習慣病はどんな人が発病するかといった研究も新たにスタートさせている。これほどまでに精力的に活動できるのはなぜなのだろう。そんな日野原先生から時間をいただき、これから定年を迎えるセカンドステージ世代の「生き方のヒント」を聞いた。今週から2回にわたってお届けする。

日野原 重明 氏
聖路加国際病院理事長。
1911年山口県生まれ。
1937年京都帝国大学医学部卒業。
1941年聖路加国際病院の内科医となり、内科医長、院長等を歴任。現在、聖路加国際病院名誉院長・同理事長、聖路加看護大学名誉学長。財団法人ライフ・プランニング・センター理事長。日本音楽療法学会理事長。全日本音楽療法連盟会長。大ベストセラーとなった2001年刊行の『生きかた上手』(ユーリーグ)など著書多数。

―― 58歳の時、福岡での学会に向かう機内で、よど号ハイジャック事件が発生、韓国・金浦空港に着陸した機内で3晩を過ごして生還。この経験が後の人生に大きく影響しましたか?

 「そうですね。事件に遭遇した後の僕のいのちは、生き延びることができたおかげで得た“与えられたいのち”。それ以降、いのちを人のために使おうという思いが強まり、多方面でどんどん活動するようになった」

―― 60歳の手前で予期せぬトラブルに遭い、日野原さんは人生観が大きく変わった。定年を迎えつつあるセカンドステージ世代は、どんな思いで人生の後半を迎えれば良いでしょう

 「これまで仕事を頑張ってきたのは、会社や役所、家庭のため。定年を迎えると今度は独立するから、自分の歯車を作って自分で回転することになるのだけれども、急にはできない。若いときから、その日がくる準備をするといい」


聖路加国際病院の理事長室。
台の上には、ノーベル平和賞を受けたシュバイツァー博士直筆の手紙が飾られていた。日野原先生が医学の道に進んだのは、高校生の時に、シュバイツァーがアフリカ医療に献身した生き方を本で知り、心を動かされたからだった

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