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著者に聞く
「相続」を「争続」にしないための準備<その2>~財産目録と遺言状の作成は必須~
2009/06/10

 遺産相続をめぐるトラブルをどうしたら回避できるのか。予想される問題に関しては、家族で率直に話し合い、生前に決着をつけておくこと、自分が死んだ後に遺族が揉めないように準備万端ととのえておくこと。これは、人生最後の花道を飾る仕事でもある。

 前回は、『相続はおそろしい』(幻冬舎新書)を書いた公認会計士で経営コンサルタントの平林亮子さんに、生前準備の重要性を聞いた。今回は、「財産目録」と「遺言状」の作成などについて、具体的なアドバイスをもらう。

家の財産を棚卸し

―― 相続に備える手順として、前回、まず初めに、いとこまでの親族関係を確認しておくことと聞きしました。次は、自分の財産目録を作成するわけですね。

相続はおそろしい
幻冬舎新
平林亮子:公認会計士

平林: 預貯金、不動産、自動車、株、保険、借金、その他、すべて相続の対象となるものについてリストを作っておきます。財産から借金を差し引いた結果が1億円以内であれば相続税はほとんどかかりません。1億円以上になりそうなら、税理士に相談し、できるだけ正確な金額を計算してもらうと良いでしょう。

 また例えば、自分が判断能力のない状態になった時のために、法律上の後見人を立てたいという時には、家系図と財産目録を提出しなければなりません。これは、その準備にもなりますね。

 子どもや親族に面倒をかけたくないから、万一の時のことを考えて、最低限のことは処理してくれる人を決めておきたいというなら、成年後見制度が役立ちます。後見人を自分で見つけられない場合は、家庭裁判所に申し出ると、登録している司法書士や弁護士を紹介してくれます。


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