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著者に聞く
健康心理学に学ぶ「身体に良い習慣の続けかた」<その2>~楽しく美味しく食べる方法を追求する~
2009/03/11

 心理学を生かして身体の健康にアプローチする「健康心理学」の見地から、「健康」と「習慣」の関係をわかりやすく説いた『「やめられない」心理学』(集英社新書)。前回は、著者の島井哲志さんに、タバコをやめる簡単な方法を逆に応用して、運動を日常生活に習慣づけるやりかたについて聞いた。今回は、関心の高い食生活の習慣について聞いてみよう。

自分で手間ひまかけ、料理をつくってみること

―― 運動と同じように、食事も習慣の積み重ねですね。健康的な食習慣は、どんなふうに身についていくものなのでしょうか。

「やめられない」心理学―不健康な習慣はなぜ心地よいのか
集英社新書
島井哲志:心理測定サービス健康心理学研究所所長

島井: 従来の食生活に対する考え方だと、食品の栄養素を分析して、これが含まれているから身体によいとか、これが足りないと、こんなふうに健康が阻害されるといったことばかりが言われてきました。

 もちろん、そうした栄養学的な考え方も必要なのですが、ことさら、そんなふうに意識しなくても、健康的な食習慣を身につける方法がひとつあります。それは「できるだけ自分で手間ひまをかけたものを食べる」ことです。

―― 自分で料理をつくる、ということですか。

島井: リタイアされて比較的時間に余裕のある中高年の方には、特に、それをおすすめしますね。料理なんて興味がないというのであれば、しかたありませんが……。

 でも、「食べること」に関心がない人はいないはずです。奥さんに頼んで塩分や油脂分の少ない料理をつくってもらうのではなく、自分で思ったようにつくってみる。最初は失敗するかもしれませんが、何度か挑戦していくうちに、自分なりの工夫でうまくいくと、だんだん面白くなってきます。すると、何らかの「こだわり」が生まれてきますね。そうなればしめたものです。

 自分のこだわりは、いうなれば資産なので、その資産を自分の健康に役立つようにもっていく。ソバにこだわりがあるのなら、おいしいソバとはどんなソバか、そこにこだわって食べていけば、より健康的な方向へ進みます。


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