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著者に聞く
聞き上手「傾聴」が信頼を深める<その2>~家庭、職場で人間関係を豊かにする傾聴力~
2009/01/14

 相手の心の声を聴く「傾聴」という手法。しっかりと話を受け止めることで、相手は聞き手を信頼し、本音を語ってくれる。前回は、疎遠になりがちな老いた親の話を聴くことで、親は癒され安心するという桜美林大学大学院教授長田久雄さんの話を紹介した。

 そして、傾聴は高齢者だけのためだけでなく、夫婦間や職場でも役立つという。今回は、人の心を開く傾聴力を身につけて、さまざまな場面での人間関係に役立てる方法を聞いてみた。

本心を話してもらえる聴き方のコツ

―― 前回、お年寄りの話を聴く大切さを伺いましたが、一般的に話を聴く際、心がけたいことは何でしょうか。

心ふれあう「傾聴」のすすめ―高齢社会でのコミュニケーション・スキル』河出書房新書
長田久雄:桜美林大学大学院老年学研究科教授

長田: お年寄りの場合は、頑固だというような思い込みは持たず、決めつけず、素直に話し手の気持ちに寄り添ってみることが大事です。決めつけて接すると、態度で相手にはそれがわかりますし、話したいと思っていることも、声に出なくなってしまうんですね。これは、一般にも言えることです。

 それから、話を聴く場合は、時間がないから今日はここまでと、話を途中で切ってしまってはダメです。ぷつんと話を折られると、自分の話はおもしろくないんだ、つまらない話なんだと、よけいに不安を感じてしまう場合があります。

 時間が限られているときには、最初に「今日は何時に帰らないといけません」などと伝えておきましょう。話を中断してしまうときには、「続きはまた聞きます」と相手が不安にならないようにすることも大切です。

 話しているうちに、相手の表情も和らいでくるはずです。聴き手としては、そんな表情の変化を見守りつつ、よく聴けているかどうか、確認することも必要です。


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