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著者に聞く
「プチデブ」が一番の長生き候補生!<その1>~ウソの健康常識にだまされず、理想の食生活を~
2008/12/03

 あなたは「太っているほど早死にする」、「日本人の摂取エネルギーは多すぎる」と思っていないだろうか? メタボ検診(メタボリック症候群検診)がスタートして、半年余りが経った。メタボあるいはメタボ予備軍と宣告され、カロリー制限をし、運動に励んでいる人は多い。しかし、それが根拠のない努力だとしたら・・・。

 『病気にならない体はプラス10kg』を著した桜美林大学大学院教授で、日本応用老年学会理事長である医学博士・柴田博氏は「間違った学説にはだまされるな!」と警鐘を鳴らしている。

「粗食長寿」という幻想

―― たいへん刺激的なタイトルの本ですね。これを読んで、胸をなで下ろす中高年も多いのではないかと思いますが、この本を書かれたキッカケは何ですか?

柴田博:医学博士、桜美林大学大学院教授

柴田: 日本人には「粗食長寿」という幻想があるのですね。そもそも縄文時代の日本人は狩猟採取ですから、肉や魚や木の実や果物などを満遍なく食べていたんです。その後、縄文の後期からは稲作が始まり、少しずつ食事の内容が変わってきました。それに仏教や道教の殺生を禁ずという教えも加担して、肉を食べることが禁止され、同時に米を神聖なものとして崇めるようになりました。

 また、貝原益軒は「養生訓」を著して粗食を尊重し、肉を食べることを控えるよう主張しました。簡単には肉が食べられないような時代に、いったい誰を対象としてそう主張したのか、理解に苦しみます。

 そして終戦後、やっと日本人も充分なエネルギー源を摂れるようになり、寿命も延びました。ところが、1959年、アメリカの生命保険協会が、太っていると早死にし、やせているほど長生きするという説を発表し、これが浸透してしまったのですね。

 しかし、実際はそうではありません。間違った学説やテレビなどのメディアの言うことに影響されて、必要以上にダイエットに励み、無用な努力をしている人が多いようです。むしろ、健康被害まで起きようとしています。このままではいけないという思いから、この本を書きました。


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