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熟年離婚、そうなる前の対処法<その2>~この妻と共に歩むという自覚を持つ~

心や体が弱ったときに支え合うのが夫婦

―― 離婚問題に直面するのは意味があることかもしれないですが、そこまで行かないためにはどうしたらいいと思われますか?

石坂: すごく普通のことだと思います。風邪をひいたら「大丈夫?」って声をかける。子供に裏切られたり、親戚からいじめられたりしたときには、味方になってくれる。要は心や体が弱った時に支えてくれること。これだけでいいんです。

 たとえば、親の介護で疲れた妻をそっと抱きしめて「お疲れ様」と一言いう。別に、介護に参加してくれなくてもかまわないんです。自分の辛さをわかってくれているんだということを、言葉や態度で表現してくれれば。自ら手を下さなくても、後方支援をしてくれているということがわかれば妻は満足するものなんです。

 家事を分担してマメに手伝ってくれる夫がいいわけでもなく、何をやっても壊れていく夫婦は壊れていきます。何もやっていなくても、お互いの存在を認め、精神的に支えあっていれば、それだけで実はいいのかもしれない。

 ですから、男性陣には、自分は本当に妻のことをかわっているのかどうか確認してほしいのです。本当に妻と一緒にいたいのかどうか。心をまっさらにして、今ここにいる妻と人生をともに歩んでいきたいのかどうか。もし、一緒にいたいという気持ちが自分の中に見つかったら、その気持ちを前に自然に転がせて、行動に出してほしいと思うんですよ。


(フリーライター=杉野治子)

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筆者プロフィール

杉野治子(すぎの・はるこ)
技術系専門誌、科学技術情報誌の編集に携わり、モノづくり現場の技術者や研究者などを数多く取材。2002年秋から約4年半中国・上海にて語学勉強のかたわら、現地日本語情報誌のライターとして、ビジネスから街角グルメまであらゆる方面の取材・執筆に携わる。帰国後はライター業とともに、趣味の街歩きとうまいもの探しにいそしむ毎日。

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