集中投資先は小売業・サービス業
では,集中投資初心者はどのような銘柄を選べばいいのか。 「まず投資先として店舗を構える小売業,サービス業に絞りましょう。モノやサービスを売るというビジネスはわかりやすいですよね。消費者の支持を得ることができれば,短期間で大きく成長する可能性があります」 実際に数年であっという間に規模を拡大させていく小売店を目にすることは多い。小売業の成長は店舗数に比例する。理論的には店舗数が倍になれば株価も倍になる。過去数年の売り上げや配当利回りなどから成長が順調かを確認し,店舗数が増えている成長企業を見つけるのだ。 具体的な例を挙げると,SHOP99を運営する九九プラス(3338)がまさにそれだろう。コンビニとしては後発ながら,99円均一で生鮮食品を取り扱う点が受けて,驚異的な成長を続けている。2000年の会社設立からわずか5年で大手コンビニやスーパーをおびやかす存在となった。 リスクヘッジとして投資先はIR優良企業に絞る
さらに,はっしゃんさんは集中投資ならではのリスクヘッジとして,IR優良企業に限定することを推奨している。IRとはInvestor Relationsの略で,企業が株主や投資家に対し,投資判断に必要な情報を適時,公平,継続して提供して行く活動全般を示す。 「個人投資家は情報収集能力が弱いので,月次売上高をウェブで公開している企業が良いでしょう。小売業やサービス業の場合,月次で業績の見通しがある程度予測できます。このため,予想外の損失リスクを回避することができるのです」 銘柄選びそのものには時間をかけるものの,買ってしまいさえすれば,保有銘柄は1つか2つ。これなら,仕事をしながらでも簡単に管理できる。取引も週に1回あるかないかで,デイトレーダーにありがちな「毎日パソコンの画面で株価をチェックし続ける」といった苦しさはどこにもない。 「集中投資は確かにリスクもありますが,それに見合ったリターンも期待できます」 次回は,はっしゃんさんの実際のトレードテクニックを見ていくことにしよう。 文・構成/中村祐介(株式会社エヌプラス)
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