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2005/09/30
2003年に仕込みを終えてしまい,現在は年に数えるほどしか新規の取引をしないという個人投資家がいる。それが,はっしゃんさんだ。 37歳の男性で,現在の含み益は約2750万円と非常に高額だ。これだけ成功した同氏が投資をはじめたきっかけは1998年,パソコン雑誌の記事で証券会社がインターネット取引サービスを開始したという情報を得たこと。同じ時期,「100万円を株に投資してお金を殖やそう」というニュースを目にし,自分の好きなパソコンと資産運用を合体させるつもりで証券口座を開設,100万円で株式投資をスタートさせた。 「分散投資は運用成績に差が出にくい,誰がやっても結果は同じになるモデルです」 厳しい言葉で分散投資の欠点を指摘する彼も,株を始めた当初は人気銘柄を複数買い込み,上がらぬ成績に悩んでいたという。 「最初は教科書通りに人気銘柄でポートフォリオを組んでいたのですが,結果が出ませんでした。そのとき多くの人がお薦めする分散投資に疑問符がつきました。分散投資は資産を分散して投資せよという意味。この考えでいくと,例えば最も大事な収入源である給与などを1カ所の勤務先に依存するのはおかしいことになりますよね? でも,会社員なら誰でもそうです。企業の経営状況を見ても,バブル期に事業を多角化したところは失敗し,逆に得意分野に選択集中したところが好成績を収めています」 試行錯誤の末に行きついたのは1~2銘柄に絞った集中投資だ。 「今はまだ評価されていない成長企業を探し,長期保有でキャピタルゲインを狙います」 集中投資に切り替えたことで,投資先企業をじっくり研究する余裕ができ,決算書などにも目を通すようになった。 「企業分析をしっかり行なえば,投資で失敗することはまずありません」
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