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2005/08/11
書店に足を運ぶと,株式投資に関する本が増え続けていることがよく分かる。背景には2005年4月のペイオフ全面解禁がある。ここでペイオフについて簡単に説明しておこう。 金融機関が破綻した場合,預金保険制度による預金などの保護を一定額までとする「ペイオフ」は2002年4月から段階的に開始され,2005年4月全面的に解禁された。4月の全面解禁で大きく変わったのは利息の付く普通預金の取り扱いだ。利息の付く普通預金は全額保護の対象外となり,預金保険の対象である他の金融商品と合算して元本1000万円までとその利子を保護するという扱いに変わった。 これまでお金は銀行に預けておけば心配ないという風潮があったが,それも元本1000万円までの保障となったわけだ。これにより,日本人は自分の資産を自分で守らなくてはいけなくなった。ただでさえ,日本は莫大な借金を抱えていることもあり,国に頼ることはできない。まさに「自分の身(金)は自分で守れ」だ。 自分の資産を短期間で殖やすためには,いくつか方法があるだろう。投資信託や預貯金なども,選択肢の中にある。しかし中でも株式投資がもっとも短期間で資産を殖やせるのではないだろうか。株式投資本のニーズは,ここにある。誰でも多少のリスクを背負ってでも,お金を儲けたいという気持ちは持っているはずだ。 株を買うと2つの利益が得られる。キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当金)だ。キャピタルゲインは株を売却したときに得る利益のことだ。株で儲けるという場合,多くの人が想像するのがこのキャピタルゲインだろう。 一方のインカムゲインは企業側の業績が上がった際に株主に対してその利益の一部を分配するもの。配当金は投資した金額の1%程度。少ないと考えるかもしれないが,通常の預貯金などと比べるといかに高利回りかは分かる。 しかし,実際に投資をしたことがない人にとって,株式投資は未知の世界だ。その未知の世界の扉を開け,手軽に道筋を示してくれるのが,書店で増え続けている株式投資の本だろう。
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