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50歳からの資産運用
すぐに始められる株式投資(3)
2005/07/18
投資銘柄が定まったら,実際に株を買ってみよう

 銘柄が決まり,会社四季報などでその会社の業績についても調べがついたら,いよいよ実際に買うことになる。株の買い方はいくつかあるが,これまでじっくりと資産を形成する中長期投資をお薦めしてきた。その前提での株の買い方を見てみよう。中長期投資は,大きく成長する見込みのある銘柄を持てば,1銘柄を保有するだけで資産を何倍にもできる。  銘柄が決まり,会社四季報などでその会社の業績についても調べがついたら,いよいよ実際に買うことになる。株の買い方はいくつかあるが,これまでじっくりと資産を形成する中長期投資をお薦めしてきた。その前提での株の買い方を見てみよう。中長期投資は,大きく成長する見込みのある銘柄を持てば,1銘柄を保有するだけで資産を何倍にもできる。

株は複数単元株を買うと後で楽になる

 株を買う時は,「単元株」を複数買うのがいい。単元株とは株式会社への議決権が行使できるのに必要な最低株式数のこと。これを複数買うというのはどういうことなのだろう。例えば単元株が1000株の銘柄なら,2000株以上,100株なら200株といった買い方だ。こうしておけば,1000円で2000株購入した株がうまくいって2000円に上がった時,1000株だけ売れば残りの1000株は買いコストがゼロになる。残った1000株は売るか持ち続けるかを考えるだけでいい(しかも持っていることが損につながらない)ため,気持ち的にはかなり楽になる。

株を売買する際の注文方法はいくつかある

 株を買う際には,その株を何株買うかということに加えいくらで買うかということも大切になってくる。いくらで買うかを決定するにあたってはいくつか注文方法がある。そのうちの一つが「指値」で,希望値段を指定する。例えば株の買い注文を出す時に「1000円で買いたい(売りたい)」というように希望値段を指定する。一方,「いくらでもいいから買う(売る)」という注文方法を成行注文という。

注文方法
イー・トレード証券の注文画面。単元株は1000株なので2000株を指値957円で購入しようとしている。指値で買う場合は,右上にある「売気配株数」「気配値」「買気配株数」と書かれているものを見る。これは「板」と呼ばれるもので株式の売買注文の状況を示しており,ここでは957円で5000株の買い注文が入っている。この価格で買うためには,同じ価格で売りの注文も入ってこなければならない。どうしてもこの株を買いたいなら,指値を965円と高く設定しよう。売り注文が2000株入っているので,すぐに買える可能性が高くなる。

 最近では,通常の指値注文とは逆の形の逆指値注文という注文方法が人気を集めている。これは「この水準まで下落したら成り行き売り」などというように,通常の指値とは反対の注文方法だ。これは主に短期売買で使われる注文方法で,損切り(ロスカット)のルールをあらかじめ指定しておくことで「忙しくて取引を放っておいたらとんでもない損をしていた!」なんて事態を避けることができる注文方法だ。逆指値注文は,損切りに使うだけでなく「この水準まで上昇したら買い」という方法もできる。株価が上昇し始めたことを確認して買う「順張り」と呼ばれる手法を使う際に使われる。現在,「逆指値」は楽天証券やマネックス・ビーンズ証券などで利用できる。

●ナンピン買いとは?

ナンピン買いとは?
塩漬け株をつくらず,的確なタイミングで売る

株を買ったら,次は売ることになる。株価が上がっても売らなければ利益は得られない。中長期投資であれば損切りをせずに,成長していくことを期待し,保有し続けるというのが基本だ。ただし,中長期で運用しようと株を買ったものの,明らかに「銘柄選びに失敗した」と感じた場合は判断を先延ばしせず潔く損切りしよう。また,短期投資のつもりで買った銘柄が値下がりした場合も損切りは大事だ。もし,損切りができずにズルズルと保有してしまうと,資金が固定されてしまい,株に振り分けられる資金が少なくなり全体の投資効率が悪くなってしまう。

 以上で簡単だが株式投資の入門編を終えることにする。読んでいるだけでなく,まずはネット証券に加入し,少額でもよいから投資を体験してみてはいかがだろう。自分が成長すると信じた企業の銘柄を買い,成長して株価も上昇していく過程を見るのはたまらなく面白いはずだ。

(中村祐介)
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