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鳳雛チムタク(渋谷)〜韓国で大流行した料理をランチで知る(1)

2006年4月10日

さて、「韓国で大流行した料理」の2回目にして最終回(笑)。

今回は「ぶるだっく」という料理である。本場韓国では、先週ご紹介したチムタクのブームは少し落ち着いた様子だそうだが、これは“目下、流行中”といった感じで、韓国ではなんと、160店舗もオープンしているという。

韓国在住の友達からの情報によると…

「ソウルでは最近、これもまたピークは過ぎたという感じではありますが、「ぶるだっく(直訳すると火鳥)」が流行っています。言葉通り燃え上がるほど辛い鶏肉だということでついた名前ですが、見た感じは「春川タッカルビ(ご存知ですね)」に似ています。「鳳雛チムタク」と同様、代表的なチェーン店があって「ホンチョ・ぶるだっく」がいちばん美味しいと評判です。チムタクに比べると、“激激激激激辛”ですが、辛ささえOKであれば超お勧めです。上にモッツァレラチーズを乗せたものが、とてもおいしいですよ」

とのこと。その文中に出てきた「ホンチョ・ぶるだっく」の日本進出1号店が、なんと渋谷にあるのである。これまた女性陣に先駆けて食べに行っておきたいではないか。場所は、井の頭線ホームからほど近いビルの2階。店内は相当カジュアルで、「鳳雛チムタク」よりも、ずいぶん若者向けな感じである。

ランチは「ぶるだっく」以外にもいろんなメニューがあるが、ここはもちろん「ぶるだっく定食」を頼もう。メニューには「ランチは辛さ控えめ」と書いてあるが、辛さはリクエストが出せるようだ。ボクは夜と同じ辛さにしてもらった。店のいろんなところに激辛と書いてあるので少々びびるが、どうせなら「ぶるだっく」本来の味を知りたいからである。

料理はすぐ出てくる。一口大に切った鶏肉が10切れ程と、ごはんとスープとキムチ。見た目はちょっと寂しい感じかな。大食の人は大盛を頼んだ方がいいかもしれない。

ここのサイトをのぞくと、この「ぶるだっく」とは「一度蒸し焼きにした鶏肉を秘伝のタレにからめて直火焼きしたもの」を意味するそうだ。そして、そのタレは激辛で「味において韓国でも最高レベルを誇る“青陽唐辛子”を使用しています」とのこと。で、「口に入れたときは甘辛く、後から辛みがやってくるオリジナル激辛ソース」と続いているのだが、いやホント、その通りなのだ。

まず一口食べる。アレ、辛くないゾ。なーんだ、激辛って言ってもその程度か、と安心して2切れ3切れ食べ進む。と、4切れ目くらいから急に口の中が燃え上がる。

ボボッ!

うわっ!

汗がぶわ〜〜っと噴き出し、あわててご飯とスープで口を薄める、みたいな感じ。鶏の甘さとプリプリの食感があるので辛さが鋭角的ではないものの、これを酷暑の夏に食べたら、午後イチの会議に汗みどろで出るはめになるな…。まだそんなに暑くない春に体験しておくことをオススメする。

店データ

HONGCHO(ホンチョ)ぶるだっく
東京都渋谷区道玄板1-3-11 一番ビル2F
TEL 03-5489-0655
11:30〜14:00/17:00〜24:00(土日 15:00〜24:00)
無休

さとなお

本名:佐藤 尚之。1961年東京生まれ。本職は広告会社のクリエーティブ・ディレクター。

1995年、個人サイト「www.さとなお.com」を立ちあげ、現在約1000万アクセス。ネット上での活動をきっかけに出版や連載を手がけるようになる。著書に「うまひゃひゃさぬきうどん」「ジバラン・フレンチレストランガイド」「さとなおの自腹で満足!」「沖縄やぎ地獄」「沖縄上手な旅ごはん」など。最新刊はエッセイ集「人生ピロピロ」(角川文庫)。今年は鮨の本なども予定中。

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