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広島焼HIDE坊(新橋)〜広島風お好み焼きのスタンダードを知る

2006年2月27日

いや〜、エキナカっちゅうのは便利ですね。

当初は「まぁ帰りにちょっと買い物するには便利かもなぁ」と思ってはいたけど、自分がこんなに利用するようになるとは思わなかった。

電車で打ち合わせに向かうとき、もしくは打ち合わせから帰ってくるとき、人身事故などで電車が立ち往生したとき(このごろやけに多いですね)…、意外と電車内で昼メシ時を迎えるときが多く、「あぁ、駅から出て食べるのも面倒だし、駅から出るとまた再入場するとき料金払わないといけないし」と悩みが深かったのだ。

また、数人での打ち合わせ帰りなど、帰る方面が「ボク有楽町」、「私は恵比寿」、「オレは渋谷」・・・「なんだバラバラかぁ」となることがよくある。こういうとき、駅の外に出なくて済むエキナカが威力を発揮するのである。

特にJR品川駅の充実は目覚ましい。新幹線への連絡駅ということもあってか、お弁当やデリなども充実していて、眺めているだけで楽しい。そのうえエキナカ「ecute(エキュート)品川」にちゃんと楽しめるレベルのレストランがいくつか出来たのである。

今日はその中で「シターラ・ダイナー」をご紹介しよう。実はお隣の「カッフェ・クラシカ」もあの人気イタリアン「アロマフレスカ」系列でなかなかいいのだが、ランチ・プレートが1800円と、ちょっと高い。まぁ一度駅を出る手間と切符代を考えると許せるのだが、やはり駅構内というシチュエーションで1800円はちょっと痛い。男が一人で入るなら、もう少し手ごろでバリエも豊富なこちらをオススメしたい。

ここ「シターラ・ダイナー」はインド料理店。駅構内とは思えないおしゃれな雰囲気で、厨房にはちゃんとインド人シェフがいて、わりと本格的なインド料理が食べられる。

アラカルトも充実しているが、昼はセットがオススメ。カレーセット(900円)、プラオセット(1100円)、カバブセット(1600円)などがあるが、個人的には「ブリヤニセット」(1300円)が気に入った。この“ブリヤニ”、ボクはいつも“ビリヤニ”と呼んでいるが、北インドのご飯料理で、実は大好物の一つなのである。

もう少しカルダモンの香りが効いている方がボクは好きだが、ちゃんとインドのバスマチライス(*)を使っているので適度にパサパサで美味しい。クルチャ(ポテトやオニオンを詰めたスパイシーなナン。これもうまい)とヨーグルトがついて1300円はこの利便性を考えると高くない。

この店、本店は青山は骨董通りにある「シターラ」。インドの五つ星ホテル「オベロイホテル」のシェフが作る高級インド料理が味わえるレストラン。実はここのランチも特筆ものなので要チェックなのである。

元祖エキナカの立ち食い蕎麦(いわゆる駅そば)も嫌いではないのだけど、もうちょっと食事らしい食事が食べたいとき、この店を知っているとなかなか便利。クライアント帰りなど、数人でカレーとナンを取り分けて、あーだこーだ文句いいながら食べるとスッキリする(体験済み)。駅構内でこれだけの食事ができるシアワセをポジティブに味わいたい。

* バスマチ“basmati”は、“queen of fragrance”という意味。かすかにナッツのようなよい香りと香ばしい味がするパラパラした細長いインドの香り米。高価で知られる。

店データ

シターラ・ダイナー・エキュート品川店
東京都港区高輪3-26-27 JR東日本品川駅構内
03-3445-2655
11:00〜22:00(日祝〜20:00)
無休

さとなお

本名:佐藤 尚之。1961年東京生まれ。本職は広告会社のクリエーティブ・ディレクター。

1995年、個人サイト「www.さとなお.com」を立ちあげ、現在約1000万アクセス。ネット上での活動をきっかけに出版や連載を手がけるようになる。著書に「うまひゃひゃさぬきうどん」「ジバラン・フレンチレストランガイド」「さとなおの自腹で満足!」「沖縄やぎ地獄」「沖縄上手な旅ごはん」など。最新刊はエッセイ集「人生ピロピロ」(角川文庫)。今年は鮨の本なども予定中。

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