このページの本文へ
ここから本文です

BUSY BEE(秋葉原)〜巨大ナンの誘惑

2006年1月10日

他の方はいざ知らず、ボクの中でインド料理店の魅力の大きな部分を占めるのは「ナン」である。

ナンがうまい店はたいてい他の料理もうまい、ということもその理由として大きいが(日本料理店や定食屋でも、ご飯がうまい店は、たいていおかずがまともでしょ?)、単純にナン自体が好きなのだ。あのモチモチ感。そして薄い部分のカリカリ感。焼きたてのナンは特に香ばしく、まったく飽きない魅力がある。

とはいえ、ちゃんと窯で焼いてくれ、ランチでも焼きたてを出してくれる店は少ない。たっぷりの量のあるナンを出してくれる店はもっと少ない。最近偶然発見した秋葉原の「BUSY BEE」は、それらの条件をすべて満たした北インド料理店。厨房はインド人で、現地から輸入したというガス窯に伸ばしたナンをペッタンペッタンと貼って焼いている。ここのナンは実にうまい。きちんと“焼きたて”で出てくる。これだけを目当てにちょくちょく通いたいくらいである。

びっくりするのはそのナンの大きさだ。普通サイズでも、ラクロスの網(ポケット)くらいの大きさあるのである。え? わからない? うーん、バトミントン・ラケットくらいと言ったらわかるかな。そして、100円追加すると「ビッグナン」というのに替えられる。これがまさに巨大。昔の木製のテニスラケットあるでしょ?(マッケンロー全盛の頃とか)あのくらいはある。

いや、印象としてはもっとあるかもしれない。お皿に載りきらないので一部折り曲げられて出てくる。うはー、こりゃ食べきれるかいな…。そんな不安をみなが持つのだろう、この店はサービスとしてナンを持って帰る袋まで用意されている。これなら安心してビッグナンを頼めるね。

サービスランチは8種類。イチオシはカレーが二種類選べる「スペシャルBコース(1365円)」。昼からこれは高いという方には「チキンカリーセット(840円)」か「マトンカリーセット(892円)」にして、ナンをビッグナンに替える(+100円)をオススメする。同じく+100円でガーリックナンにも替えられて、これもなかなかおいしい。デザートも充実していて、店の人は「現地よりうまいはず」と自信たっぷりだった。

店の中は、インドのカラオケが流れ、入口では民族衣装や雑貨も売っている。とてもごちゃごちゃしているカオスみたいな店であるが、妙にサービス精神に溢れていて楽しくなる。店名の「BUSY BEE」を辞書でひくと「陽気で忙しく動き回る人」とある(働き蜂かと思ったら違った)。まさにそんな雰囲気が漂っている店である(インド人従業員の一部は非常にスローモーだが・・・)。

以前も書いたが、秋葉原は相変わらずメシに困る街である。でもこの店を知ってからはココに来ることが多くなった。ヨドバシ・カメラからも歩いて5分弱ほどだしね。是非一度お試しを。

店データ

BUSY BEE
東京都千代田区神田和泉町1-3-9 本間屋ビルB1F
Tel:03-3866-0336
11:30〜15:00/17:00〜22:00(土日祝〜21)
無休
JR秋葉原駅を昭和通り側に出て、昭和通りを御徒町方面へ。三井記念病院へ向かって右折した道の右側地下にある。

さとなお

本名:佐藤 尚之。1961年東京生まれ。本職は広告会社のクリエーティブ・ディレクター。

1995年、個人サイト「www.さとなお.com」を立ちあげ、現在約1000万アクセス。ネット上での活動をきっかけに出版や連載を手がけるようになる。著書に「うまひゃひゃさぬきうどん」「ジバラン・フレンチレストランガイド」「さとなおの自腹で満足!」「沖縄やぎ地獄」「沖縄上手な旅ごはん」など。最新刊はエッセイ集「人生ピロピロ」(角川文庫)。今年は鮨の本なども予定中。

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る