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第135回 直木賞レース予想(後編)

2006年7月11日

(アライ ユキコ=フリー編集者)

伊坂 幸太郎『砂漠』

豊崎 さてさてさてさて、伊坂幸太郎。

大森 もう、かれこれ5回目の候補ですからね。

豊崎 次は取る、次は取ると言われながら、「重力ピエロ」(129回)、「チルドレン」(131回)、「グラスホッパー」(134回)、「死神の精度」(131回)ときて、今回「砂漠」で候補になりました。

大森 でも宮部みゆきさん、東野圭吾さんの受賞は6回目だったんで、あと1回はパスできる(笑)。

豊崎 まあ、直木賞の場合は10回目の正直で受賞する古川薫さんみたいな人もいますからね。今回も、また1回パスで仕方がないかも。実は、わたし自身もそう思ったんですよ、パスでいいって。「砂漠」、いい話なんですよねえ。好感が持てるキャラだらけだし、この手の話が嫌いな人なんていないでしょ? けど…。

大森 まあ、たいていの人には学生時代があったわけだし、だれでも共感しやすいから。

登場人物たちの麻雀の配牌が載ってて、その麻雀がけっこうへなちょこだっていうのがなかなか珍しくてよかった(笑)。麻雀がらみのネタもわりと脱力系だし。

next: ほんとにキャラクターつくるのはうまいですよねえ…

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