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健康ブームがゲーム業界にまで到来? 胃にもたれない美味しさ、「リズム天国」

2006年9月11日

(麻野 一哉=ゲームデザイナー)

なんだか軽やかじゃないか!

年のせいか、最近ボリュームの多いものや、しつっこいものが苦手だ。いや、食べ物の話ではなくゲームの話です。超大作とか感動巨編とか、聞いただけで胃がもたれる。マップが2倍とかモンスターが4倍とか、昔はワクワクしてたのに。今は逆で、「ああ、そんなにたくさん相手しないといけないのか」と、げんなりする。

「リズム天国」任天堂/GAMEBOY ADVANCE対応・3800円(税込)公式HP

今回の記事を書くに当たって、「さあ、どのゲームを取り上げようか」と専門誌を見たところ、「美麗なグラフィック」、「たくさんのエンディング」、「ド迫力の演出」、「超長いムービー」が満載で、読むだけで脂汗が出てきた。

そんな中、一服の清涼剤のようなタイトルが! その名も「リズム天国」。なんだか軽やかじゃないか。もう、これしかない。直感的にそう思った。で、さっそくプレイしてみた。

とにかく始めるのが楽。ストーリーも何もない。すぐ始まる。操作も楽。ただ、音楽に合わせてボタンを押すだけ。1プレイが1〜2分程度の短いゲームがたくさん詰まってる。そして、その一つひとつが秀逸。素晴らしい。

飛んでくる植木鉢やサッカーボールを、リズムに合わせて正拳突きする「カラテ家」。野菜に生えたムダ毛を毛抜きで抜く「リズム脱毛」。なんだかよく分からない天狗みたいなものを侍が辻斬りする「ゐあい斬り」などのアホらしいものから、夜空に星を散りばめる「ナイトウォーク」のようなファンタジックなものまで、バラエティ豊か。

シンプルだけど、練り込まれてる

すべて敷居が低く、やりやすい。けど、まったくチープではない。細かい配慮が行き届いている。例えば、野菜のムダ毛を抜ききると、余韻とともに毛穴が消えていく。すごくスッキリする。リバイバルといって、最初に出てきたキャラが後の方で再度出てくるときは、ちゃんと衣装を着替えている。うれしい。

next: 考えたら、すごくお得なソフトだ…

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