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発見、発見、また発見

筆者は、コロンブスの時代にあこがれがある。海の向こうに何があるのか誰も知らない、大陸の形も島の有無も分からない、地図が空白だらけの時代だ。そんな時代に生まれて、未開の地を探検したい。そんなことを夢想する。「シヴィライゼーション」は、そういった「未知への好奇心」を十分に満足させてくれるゲームである。

ゲーム開始当初に動かせるのは開拓者の一団のみ。画面のほとんどが真っ黒で、自分が世界のどこにいるのかすら分からない。仕方がないのでとにかくウロウロする。すると、動いたところだけ地形が分かる。やがて、自分が海辺にいるのか、山の中にいるのかが分かってくる。(このゲームは新しく始めるたびに地形が変わる。だから、毎回新鮮なコロンブス気分を味わえる。最初はそうやって探検をしているだけでも楽しい)。

そのうち蛮族と出会う。短い戦闘があり、勝つとなにやらテクノロジーをくれるが、その意味は分からない。分からないなりにやってると、町をつくれるらしいと見当がつく。で、とにかくつくってみる。

町をつくると人口が増える。人口が増えると生産に余裕ができ、富を文化や科学に回すことができる。回した富で技術を発展させるらしい。どのテクノロジーを習得するか聞いてくる。「青銅器でいいか?」。また、どんなユニットを作るのか聞いてくる。「穀物庫を作ればいい」とか助言がある。名称からなんとなく効果は分かるものの、厳密なことは分からない。まあ、とにかく作る。

兵隊もつくれる。つくったそいつらに探検をさせると、町の発展と平行して、世界の情報がどんどん手に入るようになる。地図の空白が埋まっていく。ライバル文明の存在に気づく。戦争になったり和解したりする。通商条約を結んだりもする。

技術が発展すると、道が鉄道になる。帆船が蒸気船になる。遠くまで行ける。海の向こうに新しい大陸を発見する。船で開拓者を送り込む。そこにまた新しい町をつくる。作物が採れる。鉱物が取れる。石油が手に入る。発電所ができる。隣の文明と貿易を始める。 やがて民主主義が始まる。国際連合を設立する。エコロジーに目覚める。自由の女神が立つ。飛行機が飛ぶ。アポロ計画が始まる。インターネットが始まる。宇宙を目指す。怒涛のような発見、発見、発見。

next:「無人島に持っていくゲームを選べ」と言われたら…

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