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■【オプション取引】

高度な取引手法として、「オプション取引」というものもあります。「株を買う権利」や「株を売る権利」を売買するもので、いわば「保険」のようなものです。

「一定の期日に一定の値段で株を売る権利」を「プットオプション」(put option)と呼びます。

例えば、今の時点で、「日経平均株価を1ヵ月後に1万7000円で売る」というプットオプションを購入したとします。そして、1ヵ月後に日経平均株価が1万6000円になったとしてください。

この場合、1万6000円の日経平均株価を1万7000円で売る権利がありますので、差し引き1000円の利益が出ます。プットオプションを買う際に費用がかかっていますが、それを引いてもまだ利益が残る可能性があります。一方、日経平均株価が1万7000円よりも上がってしまった場合は、プットオプションの権利を放棄することもできます。この場合は、プットオプションを買った費用の分だけ損失になります(図3)。

ちなみに、ライブドアショック時には、筆者は日経平均株価が下がると読んで、プットオプションを買いました。その結果、ライブドア株の損失分を埋めておつりが来るぐらいの利益を得ることができました。

空売りやオプション取引は、通常の株取引よりも複雑な手法です。したがって、仕組みを理解しないままに利用して失敗してしまうと、大きな損失を出すことになります。その点には注意が必要です。

藤本 壱(ふじもと・はじめ)

パソコンおよびマネー関連のフリーライターで、ファイナンシャルプランナー(CFP)。自身で株式投資を行っているのはもちろんのこと、「ちゃんと儲けたい人のための株投資戦略の基本」(自由国民社刊)など、株式 投資に関する書籍も数冊執筆している。

ホームページ: http://www.1-fuji.com

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