【中級編】第5回 日経平均株価が2万円を越えるには
バブル時の高値には遠い日経平均株価
1980年代後半〜1990年代前半にかけて、日本はバブル経済に沸きました。株価もぐんぐん上昇し、日経平均株価は1989年12月29日に終値で3万8915円の最高値をつけました。
しかし、バブル崩壊に伴って株価は大きく下がり、終値でのバブル後最安値は、2003年4月28日の7607円でした。バブル時の高値からおよそ5分の1まで下がったことになります。ただ、日経平均株価は、バブル崩壊後一直線に下がり続けたわけではありません。何度か持ち直したこともあり、2万円を越えた時期もありました。
現時点では、2003年4月のバブル後最安値から始まった上昇相場が続き、その期間は過去15年間で最長になっています。しかし、日経平均株価は現時点でもまだ1万7000円台で、2万円はおろか、バブル時の最高値の半分にも届いていません(図1)。
現在は株式市場が好調ですが、なぜ日経平均株価は2万円に届かないのでしょうか?

TOPIXはかなり持ち直している
日本の株式市場の全体的な傾向を表す指標としては、日経平均株価以外にTOPIX(東証株価指数)も良く使われています。
こちらも、バブル時の最高値から大きく下がりましたが、過去に何度か持ち直した時期には1700台まで上昇しています。そして、現在のTOPIXの値も1700台で、過去数回の持ち直しの時期とほぼ同水準まで戻っています(図2)。
このように、日経平均株価はあまり上がっていないのに、TOPIXは比較的上がっていることが分かります。この差はどこから生まれているのでしょうか?

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