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番外編 ジェイコム株の誤発注事件す

2005年12月12日

前代未聞の誤発注事件が起こった

さる12月8日(木曜日)に、東証マザーズに新規上場したばかりのジェイコム(証券コード:2462)株に対して、大量の誤発注がなされるという事件がおきました。

みずほ証券による誤発注で、「61万円で1株売り」の売り注文を、値段と株数を間違えて「1円で61万株売り」としたものです。

この大量の売り注文を受けて、ジェイコムの株はいったんストップ安の57万2000円まで株価が下がったものの、その後反発して、最終的にはストップ高の77万2000円まで上がって引けました(画面1)。

しかし、9日(金曜日)には、誤発注の状況を把握するために、ジェイコム株の売買が終日停止されるなど、混乱は続いています。

画面1:ジェイコムの株価の動き(12月8日)

誤発注を止めるシステムがなかった

東証では、「制限値幅」という仕組みがあります。売買が偏って株価が大きく動いても、1日の間では基準値段(前日の終値など)からその制限の範囲でしか株価が動きません(表1)。

東証マザーズで新規上場した銘柄の場合、株価が初めてついた日は、その「初値」が基準値段になり制限値幅が決められます。問題のジェイコム株の場合、初値が67万2000円だったので、制限値幅は上下10万円となります。そのため、一般の投資家が注文を出す場合は、57万2000円以上77万2000円以下の注文しか受け付けられません。

ところが今回の誤発注は、証券会社が東証に対して行った注文です。みずほ証券のシステムでは、このような誤発注に対して警告が出るようになっていましたが、操作した人が警告を見落としてしまいました。

また、操作した人が誤発注に気づいて注文を取消そうとしたものの、その際の操作ミスや、東証のシステムの不具合が重なり、そのまま注文が行われてしまったわけです。

※詳しくは「http://www.tse.or.jp/cash/stock/sttrading_t.html#limit」をご参照ください。

next: 買戻しによって、みずほ証券には270億円もの損失が発生

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