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第16回 外貨建て債券に投資する

2005年11月10日

外貨建て債券とは?

前回は、外貨建て商品の基本として、「外貨建てMMF」を解説しました。しかし、外貨建て商品はほかにもさまざまなものがあります。目的に応じて、自分にあった商品を選びたいものです。そこで今回は、「外貨建て債券」を取り上げます。

「債券」は、国や企業が借金をする際の借用証書のようなものです。一般的な債券では、定期的に一定額の利息が支払われ、満期の時点で元本が帰ってきます。国の債券は「国債」と呼ばれますし、企業の債券は「社債」と呼ばれます。

債券を発行するのは、日本の政府や企業だけではありません。外国の政府や企業などの多くも、債券を発行しています。一般に、外国の政府や企業が発行する債券は、ドル建てやユーロ建てなどの外貨建てで発行されます。このように、外貨建てで発行される債券のことを、「外貨建て債券」と呼びます。

外貨建て債券のメリットとリスク

外貨建て債券の魅力は、外貨建てMMFと同様に、日本円の預貯金に比べて金利が高いことです。通貨の種類によって、また満期までの期間によって金利は異なりますが、中には年7〜8%という高い金利がついているものもあります。

利息の支払いは半年ごとの場合が多いのですが、中には毎月支払われるものもあり、年金のように定期的に利息を受け取りたい方には、毎月支払いタイプが良いと思われます。また、利息の支払いがない代わりに、額面より安い金額で購入できる債券もあります(「ゼロクーポン債」と呼びます)。このような債券では、額面と購入価格との差額が、利息に相当することになります。

一方、リスクとしては、まず為替リスクがあります。外貨預金の場合と同様に、購入時に比べて満期時に円安になれば為替差益が出ますし、円高になると為替差損になる場合があります。また、利息も外貨ベースで計算しますので、為替レートによって日本円での利息の額は変動します。

さらに、満期になる前に売却する場合、「価格が変動する」というリスクもあります。債券の価格は、市場の金利水準に影響され、金利と債券価格は反対の動きをします。とういのも、利率が固定されている債券※の場合、市場の金利が上がると、それより金利が低い時期に発行された債券は、価格が下がります。逆に、市場の金利が下がると、それより金利が高い時期に発行された債券は、価格が上がります。(図1)。特に、満期までの期間が長い債券ほど、価格変動リスクが大きくなります。

※固定利付債という一般的な債券

このように、外貨建て債券を購入する際には、為替リスクと価格変動リスクという、主に二つのリスクがあるということを、頭に置いておく必要があります(その他に国や企業の信用リスクなど)。

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