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第12回 分散投資に便利な「投資信託」

2005年10月13日

個人で多数の銘柄に分散投資するのは難しい

前回、「リスクを抑えるには分散投資すると良い」というようなことをお話しました。多くの銘柄に分散投資することで、その中の1銘柄がたとえ紙くずになったとしても、資金が全滅するのを防ぐことができます。

ただ、個人で多数の株式に分散するのは、まず無理だと言えます。単元株制度があるために、大半の銘柄では、1銘柄あたりの最低投資金額が数十万円になります。まともに分散投資をしようとおもったら、何百万円もの資金が必要です。

また、ミニ株など、少額投資ができる商品を使って、分散投資する方法もあります。しかし、これでも数十万円は必要になります。

分散投資に便利な「投資信託」

では、個人では分散投資がまったくできないのかというと、そうではありません。個別の銘柄ではなく、「投資信託」という商品を買うと、少額からでも分散投資を行うことができます。

投資信託は、多くの投資家から少しずつ資金を集めて額を大きくし、その資金で多数の株式や債券などに分散投資する金融商品です(図1)。資金の運用は、投資信託会社の運用のプロ(ファンドマネージャー)が行います。

個人投資家が株を直接に売買する場合、「どの銘柄を買おうかな」と自分で選ぶことが必要です。一方、投資信託では、ファンドマネージャーが投資する銘柄を選びます。したがって、自分で銘柄を選ぶ必要がなくなります。これが投資信託のメリットの一つです。

また、投資信託は購入単位が小さいのもメリットです。多くの投資信託では、一口が1万円前後になっています。つまり、1万円前後から分散投資を行うことができます。

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