第10回 新規公開株を買ってみよう
「新規公開」って何?
この連載の第3回でもお話したように、株式会社の中には、上場しているところとそうでないところがあります。
未上場だった会社が成長して、上場基準を満たせるようになり、その会社自身が上場したいと思ったら、証券取引所に「上場したい」と申請します。そして、その申請が認められれば、晴れて上場という運びになります。
このように、「未上場だった会社が上場すること」を、「新規公開」と呼びます。英語では新規公開のことを「Initial Public Offering」と言い、略して「IPO」と呼びます。
ここ2年ほどは株式市場が堅調に推移しており、IPOを行う会社も多くなっています。
ブックビルディングに応募して新規公開株を買う
IPOの際には、株式が新規に発行されたり、経営陣が持っている株が売りに出されたりします。前者を「公募」、後者を「売り出し」と呼びます。我々投資家は、その株を買うことができます。
新規公開される株を買うには、以下の2つの方法があります。
(1)“ブックビルディング”(book building)に応募する
(2)上場されてから市場で買う
(2)の方法は、通常の株の取引ですので、売買の仕方も通常の場合と同じです。一方の“ブックビルディング”は通常の株の取引とは異なりますので、それについて解説します。
ブックビルディングの際には、まず「1株あたり○○円〜□□円で販売します」という仮条件が提示されます。我々投資家はその仮条件を見て、「私は××円で1株買いたい」「私は△△円で2株買いたい」というように、需要を申告します。そして、多くの投資家からの需要を積み上げて、いくらで販売するかが決定されます。その値段のことを、「公募価格」と呼びます。
ブックビルディングには多くの投資家が応募しますので、抽選が行われます。そして、抽選に当選すると、公募価格でその株を買うことができます。
next: ブックビルディングに当選すると大きく儲かることがある
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