第9回 株価の急変に備えるには?
株価は急に大きく動くこともある
株価は日々変動します。ときには大きく動くこともあります。
例えば、ある会社が画期的な新製品を発表したとしましょう。すると、その製品が売れて、その会社の業績が大きく伸びることが予想されますので、その会社の株には買い注文が殺到して、株価が急激に上がります。
一方、ある会社が何か不祥事を起こすなどすると、今後業績が悪化することが予想されますので、株価は急激に下がります。
もし、自分が持っていた株が急激に値下がりすると、大きく損失を受けることになります。そのような時には、損失が拡大しないうちに早く売ってしまうことが必要です。このようなことを「損切り」(そんぎり)と呼びます。
株価に大きく影響するような情報は、株式市場が終わった後に出ることも多く、したがって、その情報を見聞きしてから、翌日までにネットで注文を出しておくことができます。
ただ、場合によっては、市場が開いている間にそういった情報が出る場合もあります。そのときは、情報が出るとすぐに株価が大きく動くことになります。今回は、そのような時の対処についてお話します。
通知メール機能を利用する
ネットで取引ができる証券会社では、iモードなどの携帯電話からでも取引ができるところがあります。そういった証券会社なら、株価が急に下がった時に、家にいなくても携帯電話からすばやく注文を出すことができます。
ただ、「株価が急に下がった」ということを知ることができなければ、売り注文を出すことができません。そこで、「株価が下がった」ということを、メールで通知してくれるサービスを利用すると良いでしょう。携帯電話のメールアドレスを設定しておけば、株価が急変したときに携帯電話にメールが入ることになります。
ネット証券会社では、そのようなサービスを行っているところもあります。例えば、カブドットコム証券では、「kabu.call」という通知機能があります。ある銘柄の株価が、指定した値段以上(または以下)になると、自動的にメールで通知してくれます(画面1)。

画面1:kabu.callの設定を行っているところ
通知メールの注意点
携帯電話で注文できる証券会社を使い、通知メールを組み合わせれば、ある程度は機動的に損切りを行うことができます。しかし、常にすばやく損切りできるとは限りません。例えば、電波状況が悪いところにいる場合、せっかくの通知メールを受信できないことも起こり得ます。この点には注意が必要です。
なお、通知メールのサービスは、一度設定したらいつまでも有効なのではなく、ある程度の期間(例えば2週間など)が経過すると、自動的に解除になります。そのときは、再度設定しなおすことが必要です。
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