第21回 変額年金保険を運用する
生活経済ジャーナリスト/ファイナンシャル・プランナー 和泉 昭子
公的年金への不安から、いわゆる「自分年金」への関心が高まっている。そこで今回は、その中核商品である「変額年金保険」について考えてみよう。
定額型から運用型へ
変額年金保険は、運用実績に応じて将来受け取る年金額が変わる個人年金。運用次第で大きく増える可能性がある一方で、払い込んだ保険料の総額を割り込むリスクもある。従来は、将来の年金額が加入時に確定する定額型の個人年金が主流だったが、ここ数年の予定利率(保証利回り)の低下で魅力が薄れ、最近では変額年金保険に主役の座を譲った形になっている。
変額年金保険は、契約者が支払う保険料を「特別勘定」という専用のファンドで運用する。国内外の株式や債券など投資対象の異なる複数のファンドが設定されていて、加入時に有望と思われるファンドをいくつか選択。加入後も経済環境や運用状況を確認しながら、ファンド間で積立金の移動をしたり、組み入れ割合を変更したりといった指示をしながら運用していくことになる。
変額年金保険の大きな特徴は、運用期間中に死亡した場合、支払った保険料がほとんどの商品で保証されることだ。運用成績が好調なときに死亡した場合、死亡給付金の最低保証額がステップアップする商品もある。加入時に健康に関する告知が必要ないことも魅力といえるだろう。
変額年金保険の魅力はなんといっても税制メリット。加入時・運用中・受取時にそれぞれ優遇がある。
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