第7回 金利上昇が気になる人の不動産投信の選び方
ファイナンシャル・プランナー/心理カウンセラー 紀平 正幸
一般に「リート(REIT=Real Estate Investment Trust)」と呼ばれている不動産投資信託。2001年9月にスタートしてから3年がたち、高い利回りで注目されている。ただし、ハイリターンにはハイリスクが伴う。この高利回りの魅力の裏にはどんなリスクがあるのだろうか。ここで十分に検討してみよう。
高い利回りのからくり
不動産投信は投資家から集めた資金で不動産を購入し、利益を分配する仕組みだ。現在、14本の不動産投信が上場されていて、価格は30万円程度から90万円程度となっている。不動産投信の魅力は、3〜4%といった高い利回りにある。
しかし、実はこの高い利回りにはからくりがあるのだ。
不動産投信が資金調達をする際、投資家から資金を集める以外に、債券を発行したり金融機関から融資を受けるのが一般的となっている。この結果、投資家は少ない資金で大きな利益が得られる。これをレバレッジ(leverage/てこ)効果と呼んでいる。
バブル期の反省から、負債を持たない不動産投信の方がよく見えるかもしれない。しかし、ある程度の配当利回りがなければ不動産投信としての魅力が削がれてしまうため、あえて投資家から集める資金を減らして高い利回りを目指している。
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