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また、借景も大切にしたい。特に家で執筆作業なども行う小山さんにとっては大事な視点だ。

「やはり目の前が公園だと気持ちいいですよね。都心だからこそ、緑が目に入るところに住みたい。暮らしにゆったりとしたリズムがほしい、その一つとして借景は大事だと思うんです。昔、駒沢公園の近くに住んだことがあったんですが、とても気持ちよかった。駅からは少し離れているのですが、区画整理がされている街なので、住みやすい。朝、公園内を走ってパン屋で朝食を買って、なんてお洒落な生活に憧れましたけど、2回ぐらい実践して終わってしまったな(笑)」。「またお風呂には大きな窓をつけて、そこから気持ちいい景色を眺められれば最高ですね。檜の浴槽につかりながら風を感じるとか」。

南向きなど方角にはこだわらない。

「日本人って南向き幻想があるんですよね。海外では家具が焼けるのを嫌うから南向きは人気がない。北向きでも光がうまく壁に反射して明るい部屋になるんですよ。室温はエアコンで調節できますしね。マンションの設備に関してもそんなにこだわっていないのですが、例えば購入するときに、後付けができる食器洗浄器よりも、後付けが難しいディスポーザーはあったほうがいいかな。そういう観点からモデルルームを見るかもしれませんね」

住まいのことになると話はつきない。だが、この探している時間も楽しんでいるよう。小山さんの家探しは、まだまだ続きそうだ。

文/高倉通子、写真/箱崎愼一

【プロフィール】
小山薫堂(こやま・くんどう)
放送作家。1964年熊本県生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。大学在学中に、「11PM」で放送作家デビュー。「東京ワンダーホテル」「キャンティ物語」など斬新なテレビ番組を数多く企画。現在『世界遺産』(TBS)、『ニューデザインパラダイス』(フジテレビ)、『東京ワンダーツアーズ』(日本テレビ)などを手掛ける一方、ラジオ・雑誌連載や商品開発の分野ほか様々な分野で活躍中。住まいを考えるwebサイト「イエラボ」をプロデュース。

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