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探し物は何ですか? Tigerならすぐ見つかります

2005年5月20日

(林 伸夫=日経BP社編集委員室 編集委員)

パソコンに保管したさまざまな型式のファイルを簡便な操作でたぐり寄せる技術が注目を集めている。Googleの「Google Desktop Search」、Microsoftの「MSN Search Toolbar with Windows Desktop Search」。そんな中で、Mac用OSの最新版“Tiger”、ことMac OS X 10.4が見逃せない。これでもかとばかりにきめ細かい検索が可能なSpotlightと呼ぶ機能を搭載、日本語環境で強力なパフォーマンスを発揮してくれるのだ。

新OS、Tigerの新機能はたくさんある。書類、電子メール、コンタクト情報、写真画像、動画ファイルなど、Macに保存されたあらゆるデータを瞬時に検索することができるデスクトップ検索技術“Spotlight”を搭載したこと、ウィジェットと呼ばれる小さな文房具アプリケーションを動かすDashboard、そして64ビットアプリケーションを完全にサポートするコアOSの拡張など、200以上の新機能と新技術を搭載している。

どこにしまったっけ? はもうなくなるか

数々の改良点の中でも、一般のパソコンユーザーに直接メリットがありそうなのは、スマートさを追求したファイル検索機能のSpotlightだろう。まさにパソコン環境を改善するさまざまな試みの中でも最先端を行くモノの一つだ。

ファイルを階層構造に仕切ったディレクトリーの中に保管する現在の多くのコンピューター用OSでは、ユーザの不注意でファイルをどこにしまったのか、分からなくなることが往々にしてある。

保存場所を良く確認しないまま、無造作にリターンキーを押してしまい、後日、行方不明なんてことがよくある。

さらに慌てていて、ファイル名を変更しないまま新しく作った文書を上書きするなんてドジをしでかすことだってある。こうなると、後日、目的のファイルを引っ張り出すのは難しい。

そんなとき、Spotlight機能を使うと、問題は一気に解決する。手がかりになるファイル名の一部、文中に書いてあるはずの語句を単にSpotlightの検索窓に打ち込んでやるだけで、関係しそうなファイルがリストされる。

検索属性の追加ウインドウ(全リスト

ファイル名や内容で検索するだけなら、これまでだって似たようなことはできた。しかし、Spotlightはここから先がかなりすごい。ファイル名に「〜」が含まれる、ファイルがjpegファイルなのか、作成日が何月何日以前なんてのはもちろんのこと、それ以外に117項目に関する検索が可能だ。たとえば、写真であれば「F値」「ストロボを使ったか」「露出時間」「露出モード」など、音楽であれば作詞家、テンポ、キー、音楽ジャンルなどを検索対象にできる。

項目がたくさんありすぎて、一つ一つは説明することはできないが、Spotlightで検索できる「その他の項目」を図版にまとめた。問題は、まだ、テンポや拍子などのデータを完全に打ち込んであるデータが揃っていないという本質的なところにある。しかし、これだけあれば、かなりわがままな要求にも応えてくれそうな予感がする。

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