iPhotoとApertureに見るデジタルフォトへのアプローチ
(荻窪圭=ライター/フォトグラファー)
1999年にコンシューマ向け映像編集ソフトのiMovie、その後プロ向けの映像編集ソフトFinal Cut Proをリリースしながらも、デジタルフォトに対してはいまひとつアップルの動きは鈍かった。
コンシューマ向けデジタルフォトアプリケーションのiPhotoが登場したのが2002年、プロ向けのApertureにいたっては2005年10月の登場だ。Apertureについては日本語版が未発売(発売時期や価格も含めて未定)だが、AppleStoreでは英語版を購入することができる。
だがiPhotoはその後4年で大きな進化を遂げ、ApertureについてもMacworldの展示会場では専用カウンターを設けて大々的にデモを行うなど、かなり力を入れ始めたようだ。

Macworldのアップルブースでは、Apertureコーナーも用意され、デュアルディスプレイ環境で操作するデモが行われていた。(写真:三井公一=サスラウ)
iPhoto 6のめざましいアップデート
iPhotoは写真の取り込みから閲覧・編集、そして出力までをすべてまかなおうというソフト。
画像取り込み時にサムネイルなどの情報をまとめたライブラリファイルを作るため読み込みがやや遅く、取り込んだ全画像を一度にあつかう(だから2万枚の写真があったら2万枚分のサムネイルを一気にスクロールしながら閲覧できる)という大胆な設計から、枚数が増えると速度が落ちるという欠点があった。iPhoto 6では、まずそこに手を付けた。

iLife '06の英語版を入手できたので使ってみた。英語版だが中身はインターナショナルバージョンであり、日本語環境でも問題なく日本語で動作する。iPhoto 6のフルスクリーンエディットは、画面いっぱいを使って編集できるので気持ちいい。ただ修正の機能は、後述するプロ向けのApertureに比べるとかなり弱い。
next: 25万枚の写真を扱え、オンラインプリントサービスも強化
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