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やっとアップルらしい進化を見せた「iLife」と「.Mac」

2006年1月12日

(荻窪圭=ライター/フォトグラファー)

「Intel Core Duo」搭載のMacに注目が集まりがちだが、今回もっとも注目すべきなのは「iLife '06」と「.Mac」であろう。

これこそアップルが得意とするジャンルだったのだ。古くはMacPaintやMacDrawからはじまり、HyperCardである種のピークを迎えた、一般のユーザーが簡単に観る側から創る側へ回れる「パソコンをメディアとして楽しむ」ためのソフトウエアたちだ。パソコンがあれば技術やセンスやノウハウがなくても気軽に作れるのだ、と知らしめたのは初期のMacintoshであるといって過言ではあるまい。iLife '06でちょっと当時を思い出した。

日本の発表会場では日本語版もこのように動作していた。米国ではすでに購入できるのに対し、日本では2月発売なのが残念。

iLife'06と.Macの組み合わせで誰でも作る側に

iLifeはコンシューマ向けのAV系アプリケーション5本を1パッケージにまとめたもの。映像を編集する「iMovie」、写真の管理・編集をする「iPhoto」、さらにDVDビデオを作成する「iDVD」、と楽曲作成の「GarageBand」が含まれている。

各ソフトにはアップルらしいシンプルさや演出の上手さ、使い勝手の良さはあったもの、コンセプトに新しさはなく、初心者向けアプリ群にとどまっていたのである。せっかく.Macというインターネットサービス(メールアカウントや1GBのディスクスペース、Webを使った様々な機能を提供する有料サービス)を持っていながらそれらとiLifeの連携は最小限にとどまり、ブログが流行したりiPodでポッドキャストがブレイクしても何も動きはなかった。

だが、そもそも誰もがメディアを作る側にすぐ回れるのがMacの得意ジャンルだったはずだ。それがiLife '06とそれに合わせてリニューアルした.Macでやっと一歩前に進んだ。iLifeの今回のバージョンアップのキモはそこにある。GarageBand、iMovieやiPhotoの成果をWebに公開できる「iWeb」が「やっと」追加されたのである。

next: iWebの役割は…

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