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それでは、新社会人のどんな点が優れている、あるいは、劣っていると思うのでしょうか? 優れている点、足りない点、として聞いてみました。

柔軟性があるが、粘り強さに欠ける

優れている点の上位3つには、「適応力・柔軟性」(29.1%)、「身だしなみ・ファッションセンス」(28.1%)、「度胸・思い切りのよさ」(28.1%)、足りない点の上位には、「忍耐力・粘り強さ」(53.5%)、「言葉使い」(49.9%)、「コミニケーション力」(37.1%)が挙がりました(表1、2)。

どんな行動からそういった評価になるのか、みなさんから頂いた具体的なエピソードを紹介しましょう。

「『どーもありがとうございました』というメールを送ってきたので、『ビジネスの場では、正しい日本語を使いましょう』と注意したら、『了解しました。これも一種の正しい日本語だと思うんですけどね。まぁ、いいです』という返信がきた。“まぁ”って何だよ、“まぁ”って!!」(30代女性・10年目)

「『この見積もりにした根拠は?』と尋ねたところ、『適当です』と答えが返ってきた。お金をもらって仕事をしているのだから、もうちょっとマジメに仕事したらどうですか?」(30代男性・10年目)

「柔軟性」(優れている点1位)や「度胸の良さ」(優れている点3位)はあるようですが、「言葉使い」(足りない点2位)や「熱心さ」(足りない点5位)に問題あり、と評されています。

コミニケーション力がある?

「コミニケーション力」(足りない点3位、優れている点4位)、「企画力・独創性」足りない点4位、優れている点5位)については、優れている点、足りない点で共に上位に入っています。具体的なコメントを見てみましょう。

「懇親会に出席したら部課長と同じようなノリで(もちろん敬語ですが)会話し、部長行きつけのスナックに当たり前のように一緒についていった。かなり大物になりそう」(30代男性・10年目)、「酒の席とはいえ、上司に向かって、たまにタメグチ。こっちは冷や汗もの(20代男性・2年目)と、前者の例は「度胸の良さ」、「コミニケーション力」の2点で優れていると評価することも出来そうですが、一歩間違えれば、後者の場合のように、ただ「言葉使い」を知らないだけと思われることもあり、微妙なところです。

同様に「企画力・独創性」についても、「概念にとらわれないので、発想が柔軟。時々ヒヤッとさせられることもあるが、我々が思いつかないアイデアが出てきて、いい刺激になる」(30代男性・6年目)、と評価に値するものもあれば、「議事録で出席者の名前がわからないからと、発言者の身体的特徴(ハゲとかメガネとか)で記録をしていた。でも、ハゲもメガネも複数人数いたので、誰のことなのかはわからず」(30代女性・15年目)、という桁外れな独創性(?)も。

他には、「新人研修の期間は寮の相部屋に入る決まりがあるが、相部屋が嫌で会社を辞める新人がいた(30代男性・12年目)、「退職届をメールで送ってきた」(30代男性・6年目)、というものや、「個人的な理由だけで『給料を上げてくれ』と人事に泣きついた」(30代男性・20年目)、と驚かされるエピソードもありました。

時代の変化か、ただの世間知らずか

しかし、礼儀・常識というもの自体、世代によって随分違ってくるものかもしれません。「社内報に新入社員を紹介することが通例だが、個人情報の保護を理由に、経歴や趣味等の掲載を断った新人が1人でなく、数名いて驚いた」(30代男性・10年目)というコメントは考えさせられる部分もあります。

服装については、「制服のズボンをずり下ろしてはいている」(30代女性・13年目)、「ヘソ出しで会社に来た」(30代男性・10年目)と、今までの社会人としての常識では考えられないことですが、これも悪気があってのことではないのでしょう。

一方、PCスキルや、情報社会への順応性については、高く評価されており、「今の我々がなかなか覚えられないツール(CADなど)の使い方を、簡単に吸収する力は驚かされる」(30代男性・17年目)、「ハード面の情報やその効率的な利用に関しては、我々が太刀打ちできない程の能力を持っている」(50代男性・28年目)、といったコメントが多く見られ、時代を反映していると思いました。ただ、「メールを使いこなせる半面、口頭でのコミュニケーション能力が非常に低い。雑談なども、自分の話ししかしない」(30代男性・12年目)といった意見もありました。

このように、世代の差を感じる方が多いようですが、社会人歴によって、仕事や職場についての思いが異なってくるのでしょうか? 次にみなさんの職場、仕事内容、上司、報酬についての満足度と、転職についての意思を見てみましょう(図2a〜e)。

next: Q あなたは今、自分の仕事、職場や上司をどのように思っていますか?

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