クルマとケータイをワイヤレスで繋ぐBluetooth(前編)
賢明なドライバーなら承知のことだと思うが、昨年11月から、運転中における携帯電話の利用規制が強化された。運転中に携帯電話を手に持ち、通話・メール利用などを行うだけで取り締まり対象になり、警察庁の発表によると改正道交法施行後1ヶ月で2万822人が摘発されたという。
運転中の携帯電話利用は「しない方がよい」のが原則だ。しかし、連絡手段としての携帯電話は普及しており、仕事の関係で運転中にどうしても電話を受けたい人もいるだろう。
クルマ移動が日常的な海外を見てみると、欧米の多くの国では、日本以上に運転中の携帯電話利用規制が厳しい一方で、携帯電話を手に持たずに通話ができる「ハンズフリーフォン」や、耳かけ式の専用イヤホンマイク「ヘッドセット」を使えば、運転中の携帯電話利用が認められている。日本の改正道交法でも、「運転中は電源オフかドライブモードの利用が望ましい」(警察庁)とするが、携帯電話を手に持たずに通話できるシステムであれば、運転中の利用が認められている。
Bluetoothに熱心な自動車メーカーの思惑

Bluetooth™ハンズフリーヘッドセット
BLUETREK-G2(写真提供 KDDI株式会社)
運転中の携帯電話利用規制が進む中で、注目されているのが「Bluetooth」と呼ばれるワイヤレス接続方式だ。これは様々なデジタル機器をシームレスに繋ぐ技術で、その用途のひとつとして、ハンズフリーフォンやヘッドセットの利用がある。
Bluetoothハンズフリーフォン、ヘッドセットの利用は欧米ではメジャーだ。ドライバー向けに様々な機器が販売されているほか、多くの自動車メーカーが純正オプション機器としてBluetoothハンズフリーシステムを販売。また、ノキア、モトローラ、サムソンなど海外市場で主要な携帯電話メーカーも積極採用している。
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