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ゴルフトーナメントは、通常の場合、4日間72ホールでゲームが終了し、勝敗が決まる。そして18ホールのゲームの流れを、ラウンドごとに上手に乗り切れたとき、スコアがまとまる。 18ホールのゲームの流れと、4日間、4ラウンドの起承転結がうまくいけば勝利をつかめるのだ。 だからホールによって決断するゲームマネージメント 単純に二つに分ければ「攻め」と「守り」のメリハリ がプレーのリズムになって、好スコアを生むことになる。 日本ツアー選手権は、宍戸ヒルズで過去に3回開催された。回を重ねるごとにコースを改造し、セッティングも少しずつ変えている。最大の変更は、2番ホールをパー5からパー4に変えたことだ。 選手の心理は微妙である。2番ホールは、それまでバーディが獲りやすいパー5だった。出場選手の平均を出すと、4人から5人に1人がバーディチャンスであった。それがパー4に変わると、2人に1人がボギーを叩くデータになる。 注目すべきは、この2番ホールが「バーディが獲りやすいホール」から「ボギーになりやすいホール」に変わったことにより、続く3番ホール、パー3でボギー数が少し減るという現象が生まれたことだ。それは「攻め」のゴルフを捨て、パーで切り抜けるという意識が働くからである。 宍戸ヒルズの場合は、まず出だし1番ホールから5番ホールまでが、残りのリズムを決める第一関門となる。 「ここをイーブンパーで通り抜ければ最高ですよ」と昨年度チャンピオンの細川和彦は言った。 データを分析すると、出場選手の平均値では、約1打(平均0・818打)オーバーしている。つまり上位に位置するには少なくともイーブンで通り抜けなければいけないということになる。 すると6番ホール、パー3が楽になる。 「5番ホールまでイーブンで通り過ぎれば、6番ホール、パー3でも余裕を持ってティショットできます。ところが1オーバーでやってくれば、どうしてもバーディをとってイーブンにしたいという気持ちが先に出ます。だから、窮屈になるわけです」(細川) 実際、昨年の細川の4日間平均データでは、難しい1、2番ホールでバーディが2回ずつ。辛い3番ホールで、ボギーが2回。4番ホールでダブルボギーが1回と、4日間をトータルすると、ちょうどイーブンで通り抜けている。 6番ホールで4日間ともバーディとなった背景はそこにあるに違いない。 |
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