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尾家 その後、阪田さんがJGAのナショナルチーム強化委員長を務められました(95~98年)が、不可解な形で退任されたのは残念でした。若い選手たちが、阪田さんの指導で経験を積んでいくチャンスの目が摘まれてしまったように思うんですよ。
阪田 ナショナルチームの若い世代には、歴史や伝統、知識や経験こそを伝えていくべきなのに、僕の指導では技術至上主義になる、と判断されたようでした。僕も残念ですよ。 WG 3年前に日本は「ゴルフ100年」を迎えましたが、今後のゴルフ界にどんな期待を抱かれていますか? 阪田 100年といっても、スポーツとしてのゴルフが日本の社会に、実際に浸透し始めたのは戦後になってからのことです。本当の歴史は50〜60年といったところでしょう。日本のゴルフのレベルが「アメリカに遅れること50年」といわれているのは、理由のないことじゃないんです。
尾家 当初は貴族趣味的な遊技だったゴルフが戦後に大衆化され、スポーツとして発展するはずだったのに、日本ではなぜかキャディ付きで回るラウンド方式が当たり前になってしまった。これは“最大の謎”だと思います。14本のクラブを自分の判断でチョイスしてコースを攻略するというのがゴルフの一番楽しい部分なのに、人任せにするなんて、どう考えてもおかしい(笑)。日本のゴルフは、移入された最初から、何か「ボタンの掛け違い」があったんじゃないでしょうか。そろそろ、その“掛け直し”をする時期に来ていると思うんです。 WG 鍋島さんや中部さんの時代から阪田さん、そして尾家さんと、トップアマの伝統は引き継がれてきましたが、それに続く世代は育っているのでしょうか? 阪田 もちろん、昨年開催した「東西対抗」に出場した選手たちをはじめ、若い世代にもたくさんの逸材はいます。でも、本当の意味で日本のゴルフが成熟していくには、まだまだ時間と努力が必要でしょう。それはプロも同じ。プロゴルフ界を強力に牽引してきた青木功さんやジャンボが引退して姿を消す頃に、日本のゴルフ界は、ようやく「草創期」を卒業できるんじゃないかと思っています。 |
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