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ゴルフをしなくなるのは、自分が死ぬとき
アメリカのチャンピオンズ(シニア)ツアーは、なんであんなに人気があるんですか? 青木 「それはギャラリーがツアーを楽しめるからだよ。人生長くやってきて、色々な技術も持ち合わせているプロゴルファーが、戦って、会話してくれて楽しませてくれるもの」
青木さんは、50歳を迎えてすぐにシニア入りしましたね。 青木 「50歳になる直前に資格があるといわれて、やってみようと思った。理由は、ジャック・ニクラス、アーノルド・パーマー、ゲーリー・プレーヤー、リー・トレビノたちに会えるから、申し込んだわけです。そういう選手たちがいるところでやりたいと思った。何故なら、自分自身、そんなに技術がないと思っていないし、彼らとレギュラーツアーで戦う時間が少なかったから、同じ土俵で戦ってみたいと思った。技術を競う闘争心が強いんだね。勝てると思っていたわけだから」 本当に戦うことが好きなんですね。 青木 「ゴルフが好き。きっと、いまの若い選手が100回好きだと言っても、僕が1回好きという気持ちのほうが強いと思う」 でも飛距離など年々、自分の年齢を感じるのでは? 青木 「そんなこと一度も思ったことないよ。40代の選手と回って、彼らが飛ばしてくれば、よーし、お前なんかに負けるものかって、僕も飛ばしに行くもの(笑)」 でも、負けちゃう? 青木 「そのときは、芯を喰ったボールでも、あー、ちょっと芯を外したって言うし、思い込む(笑)。だから、あーもう駄目だと思わない。15歳、20歳の子とやっても面白いし負けたくない。飛ぶ人は、飛ぶなりにコースが狭くなったり、飛ばないなりに長くなるだけで、そのために14本のクラブがあるんだから。それを駆使しないとつまらないじゃないか。だからゴルフをしなくなったときは、死ぬときだと思ってる」 青木さんをそこまで支えたものはなんですか? 青木 「さっき言ったように、好奇心、闘争心、競争……だね。それにゴルフが好きなこと。一度、ゴルフという電車に乗って、好奇心でここまで来たんだから、できるだけ終着駅まで乗っていたいじゃないか」 ・・・・・・
青木功の話は、止まらなかった。彼は、こうも言った。
「上まで上がって行って、いまは確かにピークも過ぎている。でも、簡単に降りて来られないようにするのが、難しいけど面白い。ゴルフを長くやってきて、関わってきて、こんなにいい人生はないと思う。振り返れば、やれないのにやろうとする挑戦的なゴルフ人生だったと思う。これからも、その電車に乗り続けたい」 青木功の言葉が、また胸に染みた。 |
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