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ゴルフと出逢えてビジネスパーソン
10人のオーナーコース。混迷するゴルフ場の行方のビジネスモデルになるか?
2005/09/02

 バブル経済崩壊後、日本のゴルフ場業界は惨憺たる事態に陥った。が、大混乱が続く一方で外資の参入があり、また異業種からのゴルフ界進出などもあって再編が進み、現状はなんとか落ち着きを取り戻しているといえるだろう。そんな中で最近、新たな“再生”も試みられている。その試みのひとつ、イーグルポイントGCのケースを探ってみた。

 イーグルポイントGCは今年4月、既存のゴルフ場(旧・常陸台GC)を買い取って、新たなゴルフクラブとして再生された。同GCが他の再生ゴルフ場と異なっているのは、ベンチャー起業家など若い10人がオーナーとなり、厳格なメンバーシップの運営を採り入れて、採算を度外視してでも、言わば『新名門』とでもいうべきクラブに育てることをコンセプトにしていることである。

 1990年代、ゴルフ場業界は大激震に見舞われた。言うまでもない、バブル経済の崩壊である。大手専業グループが次々に倒産し、さらには大企業までもが傘下のゴルフ場の売却に踏み切らざるを得ないほどの惨状……。ゴルフ場業界は大から小までほとんどの会社が苦境に陥った。
 ただ、何もかもがマイナスだったわけでもない。バブル経済は膨大な余剰資金の源泉でもあったから、外国人有名設計家への報酬も潤沢なものにした。J・ニクラス、P・ダイ、R・T・ジョーンズ父子、D・ミュアヘッド……綺羅星のごとき著名な設計家たちが競うようにして手腕を発揮した。その結果、日本国内にはこれまでには少なかった、戦略性に満ちた上質なゴルフコースが数多く造成されたのだ。ゴルフジャーナリストの三田村昌鳳は「それが、バブル経済唯一の、正の遺産といえるかもしれないな」と話す。

 一方、バブル経済の負の遺産、長期かつどん底の大不況に苦しんだゴルフ場業界は、再生が進む中で大変貌を遂げてきた。その変貌のひとつは、減少する一方のゴルファーを確保しようとして低料金化するゴルフ場と、ある程度の料金を維持しつつ質のよいサービスを提供することに道を見いだそうとするゴルフ場に、二極化したことである。その是非の判断は別として、これまでにはなかったほどに「大衆コース」と「高級コース」の歴然とした棲み分けが、進んだのである。

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