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心と体を解きほぐす 中国最南端の癒しの島へ
「海南島はどんなところ?」と尋ねると、地元の人たちからは決まって「東方(東洋の)夏威夷(ハワイ)」という答えが返ってくる。確かに、ハワイとほぼ同緯度に位置し、美しい海に囲まれ、本土からのハネムーナーや海外からの観光客で賑わっているところなど共通点は多い。
広州、香港からそれぞれ約1時間のフライトと、気軽に行ける海南島。なかでも島の南海岸に面した街、三亜(Sanya)は近年、注目のリゾートエリアだ。リゾートとしての歴史はまだ浅く、開発が始まってから5年ほどしか経っていないが、その発展の仕方には目を見張るものがある。経済特区の認定を受けて以降、ビーチ沿いには中国、香港資本のホテルに並んでマリオット、シェラトン、ホリデーイン、ヒルトンといった欧米の大手ホテルチェーンが進出。その周囲では今も大掛かりな工事が進められている。 かつて、この一帯は南の要衝として軍港が開かれていた時代もあったと聞いたが、世界各地から訪れたバカンス客が水着姿でのんびりと日光浴をするビーチに、そんな歴史の面影は微塵もない。夏の日差しと南国の色鮮やかな花々、島全体を覆う濃い緑、そして紺碧の南シナ海……。目の前に広がるのは、東南アジアの湿った暑さはなく、意外なほどに爽やかな空気に包まれたトロピカルリゾートである。年間平均気温は23度。とくに、ベストシーズンの冬は雨が少なく、日中は半袖で過ごすことができる快適な陽気だ。 ゴルフ場は島内に10数コース。三亜エリアには、ビーチサイドのホテルから車で10分圏内に2カ所ある。そのうちのひとつ、亜龍湾ゴルフクラブはジョーンズ・ジュニアが設計した18ホール。99年オープンと海南島では”老舗“の部類に入り、重厚な造りのハウスとコースにはすでに名門の雰囲気も漂っている。05年3月には欧州PGAツアー競技が開かれ、米ゴルフダイジェスト誌の海外ベスト100コースにもランクインした。 もうひとつの三亜サンバレー・ゴルフクラブは米国のデザイン会社JMPが設計にあたり、こちらはオープンしてまだ2年足らず。現代的なアメリカンスタイルのレイアウトで、大きな池を巡るように進む4、5、6番のコーナーが圧巻だ。総じてグリーンは広く、18番にはフルバック828Yパー6の名物ホールもある。
ゴルフ場のエントリーはホテルに頼むほか、旅行代理店の送迎付きパッケージプランを利用する方法がある。海南島のゴルフコースはまだ歴史が浅いため、キャディの実力には個人差があるが、そこは寛大な気持ちで。のんびりとリゾートゴルフを楽しむことを、ここでは最優先して過ごしたい。 オープンエアのエントランスから、真っ青な南シナ海を望む。オンザビーチに建つ三亜マリオット・リゾート&スパは開放感に溢れたホテルだった。木をふんだんに使った内装やスタッフのサービスはきめ細やかで、客室数450を超える規模がありながら、プライベートリゾートにいるような印象を与えている。
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