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発展を続ける省都で食の奥深さを知る
食は広州に在り 古くから食文化の中心として発展した広州が、日本からさら近くに感じるようになった。05年春からANAの成田—広州便が毎日運航を開始、計4つのエアラインによって連日数便が乗り入れるなど、その往来が至極便利になったからだ。 広東省の省都、広州は華南最大の国際都市。中国経済の成長ぶりを最もよく表わす都市のひとつとして知られ、市の中心部に建ち並ぶ高層ビルには日系企業のオフィスも数多く入居している。駐在員や出張中の日本人ビジネスマンたちに聞くと、「広州での楽しみは何といっても食事」というのが共通した意見だ。 広州料理は他の中国料理に比べ、味付けは淡白なものが多く、素材の新鮮さとスープ(出汁)の旨さを身上としているので日本人の舌にも馴染みやすい。 亜熱帯地方に属す広州は年間を通して温暖な気候に恵まれているため、農産物や海産物が豊富に獲れる。また、古くから貿易港として栄えてきたことで、国内外からあらゆる食材と調理技術が集まったという背景もここにはある。 朝の飲茶に始まり、新鮮な食材をあっさりと仕上げた海鮮料理や、祝いの席に欠かせない仔豚の丸焼きも広州料理を代表する味だ。
写真の店『凱悦酒家』は、近隣の日系企業で働くビジネスマンたちも社用やプライベートでよく利用するというレストラン。香港行きの特急列車が開通し、陸路の玄関口となった広州東駅のそばにある。モダンなビルの中にある店には33もの個室があり、いずれも防音設備と麻雀卓を完備(中国ではパーティや食事会に麻雀は欠かせない)。市民の憩いの場である総合スポーツセンター「天河体育中心」の広大な緑を眼下に望みながら、ゆったりと食事を楽しめる。 食在廣州……その奥深い食文化を見逃すわけにはいかない。
次回「第3回 海南島 Hainan」につづく
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