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ゴルフ用語の起源
第1回 ピン Pin
文●三田村昌鳳
2005/09/09

 もとはフラッグスティックという。ピンとも旗ともスティックとも呼ばれている。それはホールの目印だが、19世紀末頃、旗ではなくカゴで編んだバスケットを旗竿の頭につけていた。それがウイッカー・バスケット。布製の旗は風雨に弱く破損が早いからだった。

 カゴなら風通しもよく丈夫だということからで、その形が、当時婦人用のツバ広帽子の止め針だったハット・ピンによく似ていることからピンと呼ばれるようになったという。その中に弁当を入れていたというエピソードもあるが定かではない。

 このカゴ型のピンで有名なのは、アメリカのメリオン・ゴルフクラブで、いまだに旗に変えようとしない。

 日本でも、昭和3年につくられた川奈ホテルの大島コースは、もともとこのウイッカー・バスケット型を使用していた。旗竿の長さは、最低2.13メートル以上で直径は、1.90センチ以内と決められている。よく見ると、風の強いリンクスコースでは、規定ギリギリの短さで、通常のピンは、もう少し長い。



セカンドステージ