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飛距離が伸びた。 飛距離が伸びた。アイアンショットの距離感を出せるようになった。パットのタッチが良くなった。ラウンド数を重ねたり、練習場へ足を運んだりするたびに、そんな手応えを感じ始めたアマチュアゴルファーなら、ラウンドのスタート前にスコアの予想をおおよそ立てられるだろう。
昨年の全米オープンでは、僕がコーチを務めている丸山茂樹プロが、2日目に首位に立ち、最終日まで壮絶な優勝争いを繰り広げた。4位タイという結果に終わったものの、丸山プロのショットはその週はナンバー1だったと思う。 計算しつくされたコースマネジメントを構築し、それをより精度の高いショットで具現化していく。攻めるべきホールでは果敢にバーディ奪取を狙い、守るべきホールでは徹底してパーをセーブする。その攻守のメリハリを明確にしなければ、上位進出どころか予選通過もままならない。僕も当然だが、メジャー大会に出場するたびに丸山プロは、世界最高峰のコースマネジメントやショットを学んでいるのだと感じる。そして、過酷なセッティングのコースのティグラウンドに立ってみなければ、肌で感じられない、考えもつかない発想のショットを思いつき、それを実際に打ってみせる丸山プロの潜在能力の高さに驚かされる。 そんな丸山プロの潜在能力を引き出すには、プレーに集中するため、自分の世界に没入できるだけの下準備が不可欠であり、それを手伝うのが僕の仕事だと考えている。試合が始まってしまえば、僕は選手のプレーをギャラリーロープの外側から見守るしかない。だから、いつもと変わりはないのだが、やり残したことがないように自分の仕事に専念する思いは一層強まる。 全米オープンに限らず、世界のメジャートーナメントは世界最強、世界最高峰の選手を決めるに相応しいだけのタフな舞台。それによって、選手だけでなく、コーチも今後どのようなスイング、コースマネジメントが求められるかを勉強させられる場でもあるのだ。実際に足を運ばなければ絶対に感じられない世界最先端の現場こそが、メジャー大会の舞台にある。 |
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