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第3回 持病解消のために始めたゴルフ (2)

 見よう見まねでボール打ちをしていた私が、いつ頃からまがりなりにもラウンドできるようになったかは、定かではない。ただ、1年後にはハンディが36から30になり、小学校6年のときにたしか20だったことを覚えている。

 その頃、親父とラウンドしていたときだった。私はもちろん飛距離からして100から130ヤードぐらいしか飛ばない。それも打つと決まって、途中から45度ほどの角度で大きく右に曲がって、いつもOBやラフの中だった。そのラフの中でどうしても打てないところだったので、ちょっと“チョンボ”をして打ち易い所にボールを蹴ったのである。とたんに親父に発見されてしまった。

 「そんなことをするならゴルフを止めたほうがいい!」

 めずらしく親父の怒り声を聞いた。それ以来二度と“チョンボ”をすることはなかった。

 毎回の練習でどんなに苦労して考えてボールを打っても、結果は同じでスライス・ボールになってしまう。1時間半ほど自分で練習をしていた。その中で、ただの1回もまっすぐ飛ぶことがない。

 どうしたら、人並みにまっすぐ飛ぶのだろうか。まっ先に、ゴルフで悩んだのが、そのことだった。ほかの人たちが、ポンポンとまっすぐ遠くへ飛ばす。それが悔しくて仕方がなかった。小学生に、誰もアドバイスはしてくれなかったし、私も、人にいろいろ言われることは嫌いだった。

 まっすぐなボールを打ちたい——。誰もが、ゴルフを始めたら、おそらくまず最初にぶつかるこの悩みは、私のゴルフの中で果てしなく続き、その悩みをもっていたからこそ、研究心が高まったとも言えよう。

次回10月21日更新につづく
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