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ゴルフと出逢えてビジネスパーソン
2人の親父 2つのゴルフ 荻原郁夫 杏林製薬株式会社 代表取締役社長
文●阪田英也
写真●荒井 健(PPI)

2005/12/02

 私の故郷は草津温泉。家業は旅館、ホテルへの生鮮食品、生活用品の卸業です。私は荻原家の女婿でして、実父(山本雅雄氏)は、草津町の町会議員を務めるなど、地元では名士でした。少年の頃からスキーのオリンピック選手になることが目標で、実父も私をスキーの名門、野沢温泉中学、白馬高校へと越境入学させてくれました。高校2年以後、大学、社会人を通じて全日本スキー連盟のナショナルチームに属し、毎年10月~3月の間は、ワールドカップ、世界選手権と主にヨーロッパを転戦する選手生活を送っていました。

実父のキャディ、義父のパートナー

 ゴルフとの出逢いは、実父がメンバーの草津CCで実父のキャディを務めたことからです。夏休みはスキーのオフシーズンでもあり、「アルバイトしないか」と言って、実父が私をよく連れ出したものです。その頃はプレーはせず、実父のボールの行方を追うのが役目でした。スキーは大学1年当時、72年のサンモリッツ(スイス)の世界選手権代表選手がピークで、油断もあったのでしょうか、74年のインスブルック・オリンピック(オーストリア)には代表選手から落ちてしまいました。 その年の夏だったと思いますが、実父はそのことについて一言も触れず、「お前も社会人になるんだから」と、ゴルフの手ほどきをしてくれました。実父は関東アマの出場経験もあり、息子ながら「うまいなあ」と思ったものです。

 就職は最初、スキーの縁で日本楽器へ入社。そこで荻原家の長女・弘子と出逢い、結婚と同時に女婿となり当社に入社しました。義父(荻原秀氏 故人)は、先代の社長であり医師。物静かな人柄で、義母、妻、私の4人で家族ゴルフをするのを楽しみにしていました。義父は、仕事、そしてゴルフというプライベートの両面で私という人間を見ていたんだと思います。その伝統がいまも我が家には生きていて、私も義母、妻、そして娘と家族ゴルフを愉しんでいます。

 シーズンになるとスキーの虫がうずきますが、親しい仲間とのプライベートゴルフも格別です。私のホームコース、東京ゴルフ倶楽部では、先輩メンバーの長瀬文男さん(イマジカ社長)、小池孝さん(湖池屋会長)と。成田GCでは、建築家の大江匡さんとよくラウンドしています。現在、当社は日本トライアスロン連合の公式スポンサーをさせていただいており、全国22ヵ所でジュニアトライアスロン教室を開催しています。これは、私がスキーを通じ多くの方々にお世話になった恩返しの気持ちからです。また、多くの子供たちにスポーツの素晴らしさを正しい指導のもとで、知ってほしいと願っています。この関連で、私自身が自転車のロードレーサーを購入。沖縄・名護で100km走に挑戦します。このトライアルが体重の減少とゴルフのスキルアップにつながればと考えています。

おぎはら いくお●1954年群馬県出身。
明治大学政治経済学部卒業。1980年杏林製薬入社。82年取締役、92年専務、95年副社長を経て、98年6月から代表取締役社長。年間ラウンド=約40回。HC10.得意クラブ=ドライバー。使用クラブ=キャロウエイ(ウッド)、プロギア(アイアン)。メンバーコース=東京GC、武蔵松山CC、成田GC。ベストスコア=71。
セカンドステージ