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当社に入社して10数年、40歳の頃でしたが、現在の体型(体重62キロ)とは大きく違い10キロ以上太っていた時期がありました。健康診断をしてみると、血糖値、コレステロール、血圧のどれもが健康とはいえない数値。これはいけないと思い、一念発起して毎週2~3回トレーニングジムに通うようになりました。もともと中学、高校、大学を通して柔道をやっていたこともあり、体を鍛える、いじめ抜くことには慣れていました。それが入社して徐々に責任の重いポジションになるにつれて、仕事ばかりにのめり込んでしばらく体のことを忘れていたのです。体がもとに戻っていくのを体感しながら、経営者は健康でなくては、と実感しました。 事は親父の背中。
ゴルフの師は母方の祖父 母方の祖父・小笠原光雄(三菱銀行=現東京三菱銀行の元頭取)の影響で、物心ついた時分には両親がゴルフをやっていました。当時、鵠沼に自宅があったのですが、父・義夫(三代目社長)が隣家のご主人と共同でこの庭にドライビングレンジを造りました。約50年も前のことですから、当時としては珍しかったと思います。小学生だった私が、この練習場で見様見真似でクラブを振り回し、「形よく振り回せない」、「なかなか当たらない」と思ったことを覚えています。中学、高校は柔道漬けの生活で二段まで取りましたが、大学進学後、十二指腸潰瘍で入院したのを機に、母校のゴルフサークルに入りました。いまはもうなくなってしまいましたが、当時祖師ヶ谷大蔵に練習場があり、そこがサークルの本拠地でした。 私自身が凝り性であることを含め、普段の練習に加えて、夏、冬の合宿など、サークルのメンバー全員がとにかくよく練習したものです。私にとって本当の意味でのゴルフとの出逢いは、このサークルの先輩、同級生であったと思います。成城大卒業後、米国・オクラホマ州立大学に留学しましたが、この大学のあるスティルウォーターという町はフットボールと並んでゴルフが盛んな土地柄。もちろん勉強も大変でしたが、ゴルフの腕を磨くのにもいい経験でした。 98年から当社の四代目社長として務めていますが、やはり仕事の師は父でした。月並ですが父の仕事ぶり、父の背中が何よりの教訓となり、いま私の中に生きています。一方ゴルフはと言えば、直接その技術を教わったことはないのですが、ゴルフに対する真摯な姿勢、マナー遵守の精神を教わったのは母方の祖父からです。ゴルフが自己責任のスポーツであるからこそ、マナー、そしてルールを守るという基本姿勢は非常に大切だと思います。 ゴルフはビジネスの共通語
ゴルフをやることで友人の輪も広がります。1日中一緒ですから、その人自身がよく見える。相手にとっても同じ条件で、仲良くなるのが早いし深い。プレー中に仕事の話をすることは、ほとんどありませんが、ゴルフで得た信頼感というのはやはりビジネスにつながります。そういう意味から言えば、ゴルフはビジネスの共通語でしょう。 親しいゴルフ仲間は、佐藤潤さん(昭和丸筒社長)、尾坂昇治さん(シナジー社長)、それに私が学生時代に所属したサークルを創られた大先輩である小宮山義孝さん(総武都市開発社長)。小宮山さんのご尽力もあって、現在でもこのサークルのOB会を毎年9月に開催しています。 最近では2年に1回のペースで、スコットランド、アイルランドのゴルフ場めぐりをしています。日本から10名前後のグループで向かいますが、私が首謀者ですからほとんど体育会の合宿。朝起きると4~5㎞のランニング、1日に多い時は2ラウンドと、同行者は私のことを良くいうとアスリート、悪いと鬼などと呼びます。母方の祖父が92歳までゴルフをやったように、私にとってゴルフはいつまでも真剣に取り組めるスポーツであり、人生の喜びだと考えています。
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