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ディンプル
2006/05/17

 ゴルフボールの表面は、凹状の球面にて覆われている。このくぼみを“えくぼ”に例えて呼んだことが、ディンプルのスタートである。では、このディンプルはなんのためについているのかご存知だろうか?

 そもそも、ディンプルの効果が発見されたのは、ゴム同様の性質を持つガタパチャーボールが全盛となった1860年代。それまでのボールは、形状も単なる球体でボールの表面も滑らかなものであった。

 しかし、使用するにつれ、表面にはクラブフェースとの衝撃でできたスリキズや凹凸ができるようになると、新品で表面の滑らかなボールよりも飛距離が大幅に増大することが発見されたのだ。

 つまり、ボール表面の凹みは、飛球中の空気の流れによって発生する後方へと引っ張る力・抗力を減少させ、ボールの推進力を大きくする働きを生み出していたのだ。

キックポイント

 そのため、その後に製造されてきたボールには、格子状にラインが掘られたものや凹凸が付けられたボールが登場し、飛距離アップを望むゴルファーの力強い武器となっていったのである。

 だが、表面にへこみとしてディンプルが定着するまでには、ピンプルやブランブルと呼ばれる凸状の球面がボールの表面を覆ったこともある。しかし、飛球中の空気抵抗が大きいことと、摩擦の大きさから消耗も激しく、性能劣化も激しいことから、すぐに姿を消した経緯もある。

 クラブの進化からコースの飛距離延長などが囁かれ始めた14〜5年前には、この飛距離の出ない性質を利用し、表面に凸状の球体で覆われたケイマンボールというボールが登場したが、やはりゴルファーからの反応は得られずに姿を消してしまった。

 現在は、ディンプル形状や大きさ、数、配列のパターンなどにも様々なものが存在し、より空気抵抗をなくし、飛距離アップへと繋げる要素として、メーカーが凌ぎを削るポイントにもなっているのだ。

セカンドステージ