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キックポイント
2006/04/19

 フレックスや重量、長さ、トルクなどと同じようにシャフトの性能を知る上で、重要な要素のひとつにキックポイントがある。

 だが、キックポイントという呼び名は、日本固有のもので、海外では「Bend point(ベンド・ポイント)」。つまり、シャフトの湾曲したポイントとして表現されている。

キックポイント

 「ベンド・ポイント」の計測法は、シャフトの両端を固定し、シャフト中央部へと力を徐々に加えていく。するとシャフトはその力の逃げ場を失い、必然的に湾曲してくる。

 この湾曲するポイントは、シャフトの剛性や使用する素材、カーボン繊維の角度などによって変化し、チップ(ヘッドを装着する)側からその湾曲の頂点までの長さの違いにより大きく分けて3つの種類に分類されているのだ。

 チップ側に最も近いものを〈Low bend point〉、つまり日本式にいうと先調子。そして、最も手元よりに近いものは〈High bend point〉で手元調子。その中間に位置するものを〈Mid bend point〉と呼び、中調子などと呼んでいる。

 先調子のシャフトの特徴は、スイング中にクラブをリリースした後にヘッドを素早く走らせる効果があるといわれ、飛距離をアップさせるアシストにもなる。また、インパクト直後には先端がしなるシャフトの効用によって打ち出し角を高める機能から、キャリーをアップさせる働きにも起因するといわれる。

 一方、手元調子の特徴はというと、しなりの部分が最も手元よりになるため、シャフト全体が大きくしなりながらインパクトを迎えることとなる。そのため、シャフトとしての特出した機能はあまりないものの、ヘッドの挙動が一定になりやすく、タイミングを重視するゴルファーが好む傾向が強い。弾道も3種の中では低めに出やすいものの、パワーのあるゴルファーからは、吹け上がらずに力強く伸びるとともにボールが暴れないという理由から使用者は多い。

 そして、中調子は、先調子と手元調子の中間の性質を持っており、クセのないしなりがその特徴といえる。

 しかし、これはあくまでもシャフト単体としての大まかな見当で、ヘッドとのマッチングにより、先調子の弾くイメージが好きだった人も手元調子の方が振りやすく感じたり、好結果を生むこともあるので、キックポイントだけの表示に左右されず、クラブ選びやシャフト選びのひとつのエッセンスとして覚えておくといいだろう。

セカンドステージ