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フェースの溝
2006/02/03

 フェースの溝について、あなたはどれぐらいの知識を持っているだろう。ゴルフクラブのフェースに溝がつけられるようになったのは1920年代のこと。

 それまでのクラブフェースには、先端の尖ったパンチで打たれたドットマークやそのドットマークを連結させた点線によってデザインされていた。

 現在のようなフェースの溝が登場してきたのは、1921年に全英オープンで優勝したジョック・ハッチソンが使用したクラブが原形とされ、アイアンの表面に鋭い縁を付けたアイアンを使用し、強烈なスピンを利用して英国の固いグリーンでもボールをしっかりと止め、当時としては驚異ともいえる296ストロークで優勝したのだ。

フェースの溝

 そのアイアンのことがすぐに話題となり、1923年にはフェース面の溝とパンチマークにおける規定がR&Aによって設けられるほどであった。

 現在もこのフェースの溝には、ルールで決められた規定が存在する。その規定によると上部の拡がっている左右対称の3種類の断面が認められ、数条の直線の溝が認められている。そして、溝一本の幅は0.035インチ(0.9ミリ)以下でなければならず、溝と溝との間隔は溝の幅の3倍以上なければならないことになっている。そして、溝の深さも最大0.020インチ(0.508ミリ)以下でなければならないとされており、あなたのアイアンのフェースも、このレギュレーションに添ったスコアラインが施されている。

 さらに、溝の縁の形状もウェッジなどでは角溝と呼ばれているものも多いが、規定が設けられており、溝の縁の丸みは半径が0.020インチ(0.508ミリ)以下の円形状でなければならないとされているのだ。

 溝のデザインによっては、プロのようなバックスピンをイメージするゴルファーも多いと思うが、ボールとのマッチングやグリーンの固さ、グリーンの芝の密集具合、スイング軌道、フェース面とボールとのコンタクト状況、水分の有無など様々な要素の兼ね合いがバックスピンのポイントとなっており、溝の形状の違いによるスピン量の変化は具体的には解明されていない。

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