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| ゴルフクラブの進歩は目覚ましい。素材の進化はもちろん、製造技術の進歩など、今から5年前には考えられなかったことが、今は常識となっている。その背景には、多くのゴルファーが求める大きな飛距離とやさしさを実現するためにゴルフクラブも数々の機能上のレベルアップがはかられてきたからに他ならない。 特に飛距離性能に関しては、近年、ヘッドを高反発化させることによるボール初速のアップが、大きな飛距離に繋がるとして、各メーカーは挙ってこの高反発ドライバーをラインナップしてきている。 しかし、このゴルフクラブ先行型のスタイルに待ったをかけたのが全米ゴルフ協会(以下USGA)だ。USGAは、1998年の段階で、この高反発化の流れに疑問を提起し、反発係数を数値化させ、ある一定の数値以下に規制することが必要であると判断したのだ。
ゴルフルールを司る総本山ロイヤル&エイシェントGC(R&A)も、当初は静観の構えを示していたが、スプリング効果による高反発ドライバーにより、古く歴史のあるゴルフ場などで、ハザードをラクに超えてしまうような事態が多数発生。クラブの進化がプレースタイルを大きく変化させてきていることに目を向けるようになり、ゴルフの本質を損なわず、正しいゴルフの衰退を引き起こさないためにも規制が必要と考えを改めたのだ。 そして、昨年の1月にルールの一部を改正し、ドライバーにおける最大の反発係数を0.83未満と定め、さらに2008年1月1日からは、この反発係数の基準を超えるものはゴルフクラブとしてルール不適合という高反発ドライバーの規制を実施したのである。 しかし、今多くのゴルファーが使用している高反発ドライバーが、2008年以降、全く使用できなくなるかといえば、その答えは“ノー”である。 2008年以降、ルール不適合となることには変わりはないが、この措置はあくまで競技に参加するゴルファーを対象にしたもので、自然の中を気心の知れた仲間と一緒に1日楽しく過ごすエンジョイ志向のゴルフでは、高反発モデルの機能を存分に味わって、楽しむこともできるのだ。 ルールあってのスポーツであることに変わりはないが、ゴルフの楽しみ方は、人それぞれに違ってもいいのではないだろうか。 |
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