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「田舎のリサイクル」が本物の自然を取り戻す 昔には戻れないから、精神的に「卒業」するべき

2008年10月31日

● 風光明媚といわれた日本の景観は、近代以降、“破壊”され続けてきた。田舎の自然は道路建設やダム建設、護岸工事、伐採と植林によって本来の姿を失った。一方で都市部の景観は、歴史ある古い建物を壊して新しい建物を作り、電柱と電線が張り巡らされ、無秩序に設置された広告や看板によってやはり破壊されてきた。
● 欧米やアジアの、現在先進国といわれる多くの国々が、かつて貧困から立ち上がる過程で同じような自然と景観の破壊を体験した。しかし、それらの国々は、ある時点から、伝統的な景観を自分たちの大切な遺産として守るための技術や規制を発展させた。「相変わらず経済発展の名の下に自然破壊、景観破壊を繰り返している先進国は日本だけ」──こう警鐘を鳴らすのは『犬と鬼』(講談社)や『美しき日本の残像』(新潮社)などの著書で世界的にも有名な日本論者の一人、アレックス・カー氏だ。
● 四季の自然を慈しむ文化を持っていた日本人が、本来の感性を取り戻すためにはどうすればいいのか。京都の町家にアレックス・カー氏を訪ね、話を聞いた。今の便利さを享受しながら、昔の街並みや自然の美しさを取り戻すことで、日本人は文明に対する後進国的な発想を卒業できる。キーワードは「ゾーニング」と「田舎のリサイクル」だ。

取材/土屋 泰一、板垣 朝子、文/板垣 朝子、写真/山田 哲也

アレックス・カー氏

アレックス・カー氏

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