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第28回 デビュー目前!ボクサーディーゼル

2008年2月5日

モータージャーナリスト=清水 和夫 氏

日本市場に投入される日も近い!?

「スバルも粋なことをするもんだ」

そう感心したのは昨年のジュネーブショーでのこと。馬力よりも二酸化炭素(CO2)排出量に注目が集まるなかで、富士重工業(スバル)は世界で初めてとなる「ボクサーディーゼル」を発表したのだ。水平対向ディーゼルエンジンはピストンがボクシングのボクサーの手のように動くのでこう呼ばれている。

会場に展示されたカットモデルを見る限り、2リッター4気筒の水平対向ディーゼルはとてもコンパクトだ。アルミブロックで出来ているのは当然だが、専門家はバランサー・シャフトがないことに注目していた。

というのも、ガソリンエンジンと違って爆発エネルギーが大きいディーゼルエンジンには、振動を打ち消すバランサー・シャフトが不可欠である、というのが常識だったからだ。スバルのエンジニアに聞くと「シャフトがいらないので、約10Kgの軽量化が図れた」と述べていた。

また、全長がとても短く設計されていることも大きな特徴であった。ジュネーブショーに飾られていたボクサーディーゼルは、ディーゼルエンジンに付き物の「ゴツイ」というイメージからは程遠く、それ自体でも光り輝いていた。

それから待つこと約1年。ついにステアリングを握る機会に恵まれた。正式には2008年3月から欧州で「ボクサーディーゼル レガシィ」として販売されるが、それに先立ち、太陽が眩しい南スペインのマラガで試乗会が開催されたのである。

欧州ジャーナリストに混じって日本のメディアにも試乗の機会が与えられたのは、日本での販売を真剣に考えている証拠であろう。日本のお客さんにボクサーディーゼルをレポートしておきながら、「日本ではいつ売るのか分かりません」では済まされないからだ。

「レガシィ・ディーゼル」

水平対抗ディーゼルエンジンを搭載した「レガシィ・ディーゼル」


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