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断熱雨戸の有効性

昔風の雨戸は木製で、戸袋から順番に引き出し、ガラガラと敷居の上を走らせて最後は「猿」と呼ばれる仕掛けで戸締りをする、というものでした。最近の雨戸は金属性で軽く、多くは通風性のあるガラリ戸になっています。断熱性は隙間のない木製の方が高いですが、これから設置するのなら「断熱雨戸」の利用がお薦めです。

この市販品は樹脂コーティングされた鋼板2枚の間に、発泡ウレタンを充填したものです。厚さは20mm弱ですが、ガラスを二重にするのよりも省エネ性は高いです。もっとも、断熱効果は閉めているときだけに限られます。

断熱雨戸

断熱雨戸

簡単なシミュレーション結果を紹介しましょう。雨戸のないシングルガラスの南向き窓(幅1.7m、高さ1.8m)をペアガラスにするか、ガラスはそのままで断熱雨戸を設けるかの比較です。断熱雨戸は夕方6時から朝6時まで閉め、暖房は朝2時間、夕方6時から6時間すると仮定します。3日間の暖房熱量は、改善前:12.7Mcal、ガラスの二重化:9.7Mcal、断熱雨戸の設置:8.8Mcalとなりました。

断熱雨戸を付けて主に暖房をする夜間に閉める効果が大きいことが分かります。ペアガラスよりシングルガラスの方が太陽熱を多く取り込むことも違いの一つです。雨戸の付いていないマンションにとって、この方法は省エネだけでなく遮光と本来目的である暴風雨対策にもなります。マンション用雨戸の市販品は、巻き上げ式が主流で、厚さに限界があるため、断熱性に優れたものは見当たりません。引き戸型は設置が難しいので、クローゼットドアのような折れ戸タイプの断熱雨戸が欲しいところです。

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